見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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想い出を胸に焼き付けて
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わずか1週間の沖縄の旅でしたが、エネルギッシュなパワーで発展を遂げる沖縄、素朴な笑顔が眩しい石垣島、昔ながらの美しい景観を守る竹富島と、いろいろ見て回ることができました。まだまだ沖縄の文化を知りたいし、見て回りたいという気持ちでいっぱいだったのですが、残念ながら帰らなければなりません。

しばらくは、この美しいエメラルドの海ともお別れです。

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石垣島最北端の平久保崎灯台にて。ここが石垣島の一番北の先っちょ。

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すっかり仲良くなった、川平湾の民宿“上や”のスタッフ、けんちゃん、まみちゃん、みさとちゃんともお別れです。眩しい笑顔と温かいもてなしをありがとう!きっとまた行くからね!

帰るとき、姿が見えなくなるまでず~っと手を振って見送りしてくれたのがうれしかったです。

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飛行機の時間まで少しだけ時間があったので、最後に八重山そばがおいしいと評判の、“ゆうくぬみ”で八重山そばを食べてみることにしました。お店は“あやぱにモール”の入り口付近にあり、建物と建物の間にあるので見逃さないように!

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八重山そば”は、平打ち麺の沖縄そばと違い、断面の丸い麺を使用するため、よりラーメンに近くなったというかんじでしょうか。スープは沖縄そばに通じるカツオだしなのですが、沖縄そばよりも味がしっかりとしていて、コクがあるように感じました。他店を試してないので、何とも言えないところですが、個人的には八重山そばのほうが好きかも。

実はこの八重山そばを含めた“沖縄そば”には、ちょっとした裏話があるんです。以前の記事でもお伝えしたように、沖縄そばは、蕎麦粉を一切使用せず、小麦粉100%で作られているのですが、沖縄返還の4年後、1976年に、日本で定められている「乾麺類のJAS規格」では、蕎麦粉30%以上の製品を“そば”として認可するという規約があり、その規約に当てはまらない沖縄そばは、そばという名称を使用すべきではないとして、公正取引委員会からクレームがきたのだといいます。しかし、沖縄製麺協同組合が交渉した結果、特例として“沖縄そば”の表記が認められることになったのだそうだ。

八重山そばをおいしく食べたら、石垣空港に向かう為にタクシーに。このタクシーの運転手さん、すごいテンションが高い人で、空港までの間、石垣島の生活や人生話などを、まるでお笑い芸人のような勢いのあるトークで話してくれました。今度石垣島に行ったら、ホントに運転手さんの家に泊まりに行っちゃいますよ!

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いよいよ沖縄とお別れです。ありがとう沖縄、きっとまたくるからね~

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機内ではもちろん空弁、「あぐーのメンチカツサンド」。味は・・・ダメ~、聞かないで~。もうちょっとガンバレ。




2009'10'26(Mon)00:14 [ 沖縄・八重山諸島 ] CM2. TB0 . TOP ▲
星砂の浜と島猫
竹富島には古い昔ながらの町並みの他に、もうひとつの顔がある。この島の浜では、世にも珍しい星の形をした砂があるというのだ。

星の砂かぁ。期待に胸をふくらませ、星砂のある海岸に向かってみた。

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360度のパノラマビュー。この美しい海辺の景観こそ、竹富島のもう一つの魅力だ。

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海岸に出るため、自転車で島の周囲の舗装路を走る。それにしても空は曇っているのに、すごい暑さだ。湿度が高く、汗がしたたり落ちる。

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これが星砂の浜(皆治浜)と呼ばれる海岸。星砂は、主に熱帯や亜熱帯域などの、サンゴ礁が広がるエリアで見ることができ、日本では竹富島や西表島などで見ることができる。珊瑚礁の海岸なので、ガリガリと尖った、まるで溶岩のような足元は素足で歩いたり、遊泳するには適さないようだ。

そもそも星砂とは、有孔虫の殻のこと。有孔虫が死ぬと殻のみを残して堆積するので、その星形の形状と相まって、まるで星形の砂のように見えるのだ。

さっそく足元の砂から星砂を探してみることに。しかし、星砂など一向に見あたらない。おかしいな・・・ガイドブックには、“この浜は星砂が海岸を埋める”と書いてあったのだが、どうやら環境の変化や乱獲などにより、星砂は昔より大分少なくなり、今ではほとんど見ることができなくなっているらしい。むむむ、残念。

僕が訪れた時は、海岸に沢山の人達が星砂を探していた。周りの人達と少し離れた所でもう一度星砂を探して見るも、結果は同じ。せいぜい1、2粒。こりゃ無理だ、断念。

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海岸の入り口に土産物を扱う売店があり、そこで200円で星砂が売っていました。え~い、くやしいけど、買っちゃえ!ついでに売店のお姉さんにいろいろ聞いてみた。

星の砂は、採るのにちょっとしたコツがあって、砂に手のひらを押しつけて、くっついてくるのが星砂なのだそうだ。なるほど~と思い、ちょっとチャレンジしてみたけど、やっぱりあんまり採れない。どうも海の中とか、場所も関係ありそうだ。

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売店のテントの上に気持ちよ~く寝ている島ネコを発見!付近にも数匹のネコ達が。

売店のお姉さんは、竹富島の美しい景観に魅せられて、最近移住してきたのだそう。島の中にスーパーなどがないので、食品などをどうしているのか聞いてみたところ、買い出しはフェリーで石垣島まで行くのだそう。それは大変だな~と思ったのですが、フェリーで10分程度の距離なので、慣れればそう大変ではないとのことでした。

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美しい星砂の浜で、一体どんな夢を見ているのでしょうか。過酷な自然環境を感じさせない、幸せそうな寝顔。数匹いて、売店のお姉さんが時々ご飯をあげているらしい。人間と共存し、可愛がられている様子。

島のあちこちで見ることができる竹富島の猫達は、そのほとんどが“白”か“黒”か“白黒”なのだ。外部から他の猫が入ってこないため、島内の猫は皆なんらかの血のつながりがあるとかないとか。どうりで、納得!

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遊泳のできるコンドイ・ビーチには、こんな真っ黒な黒猫が!映画「魔女の宅急便」に出てくる黒猫の“ジジ”みたいだ。

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小さな島なのだが、石造りの塀や、随所に咲く色鮮やかな花々など、その美しい景観は、旅行者達が夢に見る沖縄の離島の姿なのではないだろうか。石垣島からほど近く、数時間もあれば島内を見て回ることができるので、石垣島観光の合間に行ってみるのをオススメします。日帰りでも十分楽しめます!




2009'10'25(Sun)00:45 [ 沖縄・八重山諸島 ] CM0. TB0 . TOP ▲
離島に残された古き町並み、竹富島
石垣島からフェリーで10分ほどの距離に竹富島はある。竹富島は、2、3㎞も歩くとぐるりと周囲をまわれてしまうほど小さな島。
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この島には、昔ながらの離島の古い町並みがそのままの形で残され、保存されているのだ。

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写真は石垣島から離島へ向かうフェリー乗り場。石垣島から高速フェリーで約10分。距離にして6㎞程の位置に竹富島はある。

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竹富島の港に到着すると、いくつかのレンタルサイクル水牛車観光などの会社がミニバンを用意しており、それに乗って町の中心地区へと運んでくれる。竹富島は徒歩でも観光できるほど小さな島なのだが、僕的にはレンタルサイクルを一押しする。歩くことはできるが、この町は自転車にちょうどいい大きさだ。

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町の中心に着くと、レンタルサイクルなどを借りる事になるのだが、ここではちょっとした土産物や食べ物なども売っている。

石垣の塩ソフト!?暑かったので、着いた早々食べてみることに。

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正直特別な期待はしていなかったんだけど、微妙に塩味が効いて濃厚な味わいはなかなかおいしかった。塩ソフトというネーミングに負けず、きちんと特徴があった。色も微妙に青みがかかっているのもGOOD。

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町の中心地区では、水牛車を引く牛たちが、くつろぐ風景を見ることが出来る。

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独特の形状の角を持った水牛のつぶらな瞳。体は大きいけど、ちょっとかわいい。北海道の牧場にいるような白黒の斑の牛とは随分雰囲気が違う。

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自転車を借りたら早速島内をサイクリング。町のある中心地区から外周に出ると、サイクリングに適したアスファルトの道路が。この道路を走れば島内をぐるりとまわることができる。

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沖縄の離島の、昔ながらの町並みが残る竹富島は、沖縄周辺を旅する旅行者にとっては、ドラマや映画などで見た、ようやく見つけた沖縄らしい風景ではあるのだが、どこか箱庭的な、まるで映画のセットのような空間といった印象だ。完全に観光特化した島と言ってもいいのではないだろうか。

その理由として、竹富島には実際に人々が生活しているのだが、その姿をほとんど見ることができず、島内を巡回する旅行者達の姿でいっぱいだった。一見古い民家も、窓は閉ざされ、おそらくはエアコンなどによる現代的な空調設備を利用しているように見受けられた。古い町の景観は残されても、内部的には近代化しているということなのだろう。竹富島は非常に小さく、周囲は海の水で囲まれているため、湿度が非常に高く、蒸し暑い。現代的にはとてもエアコンなしではつらいだろうと感じた。

また、町には市場のような、生活するために現地の人が利用する施設がほぼ皆無で、生活感が全くないという事もそのような雰囲気を醸している要素だと思う。確かに古い町並みは手入れが行き届いて美しく、感慨深いものがあるのだが、町に一種の“生活臭”のようなものがないため、どことなくテーマパークのような、作られた世界という感覚になってしまう。

とはいえ今や石垣島ですらこれほどの古い町並みを見ることはできないので、一見の価値はあるのではないだろうか。石垣島からほど近いので、日帰り観光も十分可能だと思う。




2009'10'24(Sat)00:13 [ 沖縄・八重山諸島 ] CM0. TB0 . TOP ▲
川平湾と猫の王国
舞台は再び川平湾へ。日本の名勝にも選ばれる、美しい湾の景観は、石垣島最大の見どころと言っていいのではないだろうか。

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残念ながら天気はあいにくの曇り空。時折スコールのような、強い雨が降ることも。

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潮流が早く、遊泳が禁止されている湾では、グラスボートやダイビング用のボートが並んで停泊している。そんな川平湾を、のんびりブラブラと散歩することに。

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ん?こんなところにネコが!キミ、どこからきたの?首にはスカーフのようなものを巻いている。ノラネコなのだろうか・・・。

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しばらくついて行くことに。おーい、どこ行くんだい?スカーフ君は真っ白い川平湾のビーチをどこへともなくうろうろ。

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おや!キミ、仲間がいたんだね。それにしてもキミ達あんまり似てないなぁ。兄弟じゃなさそうだ。じゃれあう3匹。

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ふと周りを見渡すと・・・うわわ!ネコだらけだ~。そこら中にネコがいっぱい。気になって近くにいる漁師さん達に聞いてみた。ここに住んでいるネコ達は、みんなノラネコなのだそうだ。正確な数は分からないけど、20匹近くはいるそう。

う~ん、そうだったのか。それにしても意外と人に慣れているなぁ。漁師さん達が、朝時々エサをあげているんだって。最初のスカーフ君を抱っこしていると、他のネコ達もすり寄ってくる。かわいい

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中にはこんな凛々しい白ネコだっています。ノラにしては真っ白でずいぶんキレイなネコだな。首輪が付いているから、この子はもしかしたら飼い猫なのかも。

川平湾にもたくさんのネコ達が住んでいた。厳しい自然環境ではあるけれど、人間と共存し、川平湾の美しい景観の中で生活する彼等はたくましく、そして“自由”を感じる。

がんばれ、ネコ達!




2009'10'20(Tue)23:53 [ 沖縄・八重山諸島 ] CM0. TB0 . TOP ▲
石垣島に住む人々の日常生活
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石垣島での生活」はどのようなものなのか、現地の方に話を聞いてみた。

石垣島・川平湾の民宿に宿泊している間、宿の近所の土産物屋で働く女性スタッフと話が盛り上がり、石垣島での生活についていろいろ聞くことができた。彼女は元は内地(現地では本州をそう呼んでいる)の出身なのだそうですが、美しい石垣島の自然に惹かれ、移住してきたそうです。僕たち旅行者は、石垣島の滞在を「瞬間の思い出」として楽しんで帰るのですが、実際に現地で生活する人たちには様々な苦労もあるようなのです。

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こちらがその “Max Valu”。隣には沖縄ではあまり見かけない “ケンタッキー” も。

八重山諸島の中では大きい石垣島ではありますが、生活するとなるとそれほど大きな島とは言えないのが現状で、島内の食品や生活品が買える場所も限られているようです。住人は皆、“Max Valu”(マックス・バリュー)というスーパーを利用しているそうです。このスーパー、イオン系列の大型スーパーのようなものなのですが、島内に4箇所しかなく、一部の海鮮品などの食材以外はこの “Max Valu” を利用するしかないようです。

また、石垣島に住んでいる人達は、たいてい家に巨大なアイスボックスのようなものを持っており、週に1回位の頻度で多めに買い出しを行い、買い溜めするようなスタイルで生活しているといいます。ガソリン代の節約という事なのでしょうか。

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石垣島のマックス・バリューの店内。

店内は至って普通のスーパーといった印象なのだが、離島への輸送費のせいかも知れないが、商品の割引率はそれほど高くなく、定価、もしくは若干の割引程度のように感じた。たぶん物価的には東京とあまり変わらないのではないかと思う。石垣島での生活の様子を教えてくれた女性は、「実質的にメインで利用するマックス・バリューと他に1、2箇所のスーパーしか無いので、商品の選択肢が少なく、どうしても食材に偏りができてしまう」と言っていた。

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そば」のコーナーには、八重山そばなどの、現地ならではの品が並んでいる。

2階には洋服も売っているが、お世辞にもお洒落スポットとは言えない。でもこういったスーパーの洋服コーナーが微妙な存在なのは、東京だって同じ。お洒落な服などは沖縄本島まで行かないとなかなか手に入らないのだそうだ。石垣島に住んでいると、情報が少なく、内地(本州)で何が流行っているのかなどの情報が全くなく、たまに内地から友人が訪ねてきて、そういった「」の話題になると、情報不足で全くついていけないのだそう。また、トレンドなどが伝わってくるのが非常に遅く、東京では随分前のトレンドの、かかとにローラーのついた子供靴(ローラーシューズ・Heelys)がようやく半年ほど前に流行りだした、と言っていました。

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マックス・バリューの2階フロア。

川平湾の土産物屋(土産物屋とはいえ、なかなかお洒落なお店)で働く彼女は、自分達の生活についていろいろ教えてくれたのですが、そのなかで一番気になったのは、石垣島に移住してきて、内地(本州)はおろか、沖縄本島にもほとんど行くことがないのだという点。僕はてっきり近くの都会というわけではないが、時々の娯楽として沖縄本島・那覇などに遊びに行くのではないかと思っていたのですが、どうもそうではないようなのです。その理由として、賃金(給料)が低い為、那覇などに行く際の航空運賃が現実的ではなく、往復の航空運賃とのコストバランスを考えると、とても行こうとは思わないとの事。彼女曰く、ごく一部のお金持ちの主婦以外はそういう傾向があるのだそうだ。当然、旅行なども全くしないし、したくてもできないのだそうだ。そしてその代わりに、宮古島などの離島に遊びに行くのだと言っていた。都市に行くよりは、美しい自然に遊びの方向性を転換しているようだ。

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自分の畑で収穫した野菜を売っているおばあちゃん。

僕たち旅行者が美しい石垣島の景観に惹かれ、一度は住んでみたいと望むその一方で、全ての人ではないかもしれないが、実際に石垣島に住んでいる人たちの多くは、なかなか島内から他の場所に旅行したりする事ができない、経済的に厳しい現状があったりする。彼女と話していて、楽しいばかりの石垣島の生活ではないんだなぁと痛感しました。僕たち旅行者が垣間見ることのない、島に住む人々の質素な生活背景がそこにはありました。




  




2009'10'19(Mon)23:09 [ 沖縄・八重山諸島 ] CM0. TB0 . TOP ▲