見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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再びカトマンドゥへ
早朝、僕と先生は、ネパール・ポカラ、レイクサイド南のエリアにある “ツーリスト・バスパーク” へと向かった。ポカラから陸路でカトマンドゥへと向かうためだ。

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ツーリスト・バスパークは大きな広場になっていて、たくさんのバスが発着している。

楽しかったポカラで過ごした日々を胸に、再びカトマンドゥを目指す。日程の関係で、空路を使うか迷ったが、霧などの悪天候による欠航が多いと聞いて、より確実な陸路を選んだ。カトマンドゥ~ポカラ間は、距離こそあるものの(カトマンドゥの西200㎞)、ツーリストバスによる移動は快適なので、よほど特別な事情がない限り、飛行機よりバスの方が使いやすい。

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朝はやっぱりバナナかな。色とりどり、様々なフルーツが売っていた。

早朝にもかかわらず、ツーリスト・バスパークは、欧米人旅行者を中心に、たくさんの人で賑わっていた。敷地内には、フルーツや軽食、飲み物などを売る露店があって、ここで軽く朝食を買い込むこともできる。バスの出発時間までまだ時間があったので、のんびり過ごした。

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とらちゃんより手足が長く、スタイルはいいのであった。ノラではなさそうだけど・・・。

敷地内の休憩所には、ネコも。ちょっぴりとらちゃんに似たかわいいトラ柄の子で、しばらく一緒に遊んだ。人慣れしていて、どうも完全なノラではなさそうだ。インド・ネパールには意外とネコが少ないので、ネコを見るのは久しぶりだった。カトマンドゥのスワヤンブナートで見たくらいかな。サルが多いことがネコの少ない理由のひとつかもしれない。

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ズラリと並んだツーリストバス。ポカラにはたくさん旅行者がいたんだなぁ。

とまぁ、そんなかんじで周辺をブラブラ散策しながら過ごしていたら、いつのまにかバスの出発時間に。行きと同じ、“BABA ADVENTURE”(ババ・アドベンチャー)のブルーのバスに乗り込むと、すぐにバスは一路カトマンドゥを目指して走り始めた。

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バスから眺めるネパールの風景。やや濁ってはいるが、グリーンの川の水が印象的な川。

野を越え、山を越え・・・途中、大きな川が流れていた。たぶん行きも同じ道だろうと思うけど。石灰が多く含まれているからだろうか、淡いグリーンの水が印象的だった。

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プレートに、好きな物を好きなだけ盛り付けるビュッフェスタイル。

行きに比べると随分スムーズで、あっという間に休憩ポイントに到着。ここでは適当に自分の好きな物をプレートに盛り付けることができる。ダルやカレー、パスタみたいなのもあったかな。ネパールではライスが主食だから、日本人にも違和感ないのではないだろうか。

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カレーとか、ダルとか、なんかいろいろ欲張りミックス。おいしそうでしょ?

じゃん!盛り付けるとこんな感じ。ネパールの食べ物は、とにかく野菜がおいしい。特にジャガイモは最高。山の上や休憩所、人気のレストランなど、いろいろなところで食べたけど、どこで食べてもあまり違いがないくらいおいしく食べれたような気がする。

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あっという間に市街地へ。ここまでくればカトマンドゥはもう近い。

満腹になり、またしばらくバスに揺られる。道も舗装されているし、バスも大型のツーリストバスで、快適快適。カンボジアのバスに比べれば、天と地の差だな・・・なんて考えていたらカトマンドゥに着いてしまった。行きより帰りの方が早いっていつも思う。

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ポカラからカトマンドゥに降り立って思ったこと。やっぱりカトマンドゥの空気は悪い。

バスを降りて妙に懐かしい気分に浸りながら、久しぶりのタメルを歩く。思ったより早くカトマンドゥに到着したけど、実はまだ宿泊先が決まっていない。とりあえず以前お世話になった “インターナショナル・ゲストハウス”(International G.H.)を目指すことに。

タメルは旅行者にとって、実に過ごしやすい街だ。大抵の物はそろうし、道もシンプルで覚えやすい。サクサクと見知った道を歩いてホテルに着くが・・・続きは次回。


  




2011'10'07(Fri)19:44 [ ポカラ ] CM4. TB0 . TOP ▲
ヒマラヤ・トレッキング、最終ポイントへ
ネパール、ヒマラヤ・トレッキングは、分岐ポイントのダンプスを経由し、最終ポイントの “ノーダラ”(Naudanda)へと向かう。ノーダラからは車でポカラへと戻ることになる。

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集落の仲を自由に歩き回る水牛(左)と、塀の上で授乳する山羊の親子(右)。

ダンプスから出発し、途中、休憩ポイントの集落で軽く休んだ後、僕たちはノーダラに向けて出発した。時刻は夕方へと近づいていた。いよいよアンナプルナのトレッキングも大詰めを迎える。集落の付近では、水牛や山羊などが、自由に歩き回っていた。

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石畳の下り坂が続く。

少し歩くと道は次第に下り坂が多くなっていった。整地された石造りの道をひたすら歩いていく。麓から尾根まで登った行きの逆みたいな感じ。下り坂はやっぱり楽だ。

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山道ではあるが、非常に歩きやすい道。

石造りではない道も通るが、くっきりと道のラインがあって、歩きやすいように整地されている。丈の短い芝生を随所で見かけたが、特別手入れはしていないのかな。

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急な勾配の、階段状の道。

夕方に近づくにつれて、空が雲に覆われてきた。麓へと降りる道はあまり開けた景色が見られない。単調な山道が続き、疲れのせいもあって口数は自然と少なくなる。

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行きに比べるとやや単調な道を、ひたすら歩く。

現地の人と時々すれ違うことはあっても、トレッキング中の他の登山客とはほとんど鉢合わせなかった。ポカラにいた欧米人旅行者たちはどこを観光しているのだろうか。

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雲の合間から、山の合間に光が差し込む。

ポカラを基点にすれば、今回のフェディ・ダンプス間のルート以外にもより身近な日帰りトレッキングコースはある。ポカラの周囲を取り巻く山々がそうで、以前の記事で紹介したフェワ湖北の “サランコット”(Sarangkot)や、同じくフェワ湖南の“日本山妙法寺”(World Peace Pagoda)のある丘、“フォクシン”(Phoksing)という景色の良い尾根の集落もある。

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日本の生活は便利だが、こういった空間や時間は得難い。うらやましい限り。

歩いていると眼下に民家があって、住民たちが外でお茶をしていた。そこら中に衣類が散乱していて、最初は何かなと思ったが、どうも洗濯物を芝生の上に置いて干しているようだ。

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岩の間の細道を降りると、最終ポイントのノーダラはすぐ。ラストスパートだ。

さて、岩の間の細い石造りの道を降りると、もうすぐにノーダラだ。下り坂なのでペースは早いが、1日歩いてクタクタになっていた。数日かけてトレッキングする場合、翌日、翌々日と疲労が蓄積されて結構大変そうだ。などと言いつつ、次は1週間くらいアンナプルナを歩いてみたいな。ダンプスの北西にある “ゴレパニ”(Ghorepani)から北上するようなルートで。

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山の麓にあるノーダラの町に到着。ここから車でポカラに戻る。

無事、麓の町ノーダラにゴールイン。ノーダラには国道(バグルン自動車道)が伸びているので、ポカラまで車で移動できる。そのせいか、これまでの集落に比べると規模が大きく、村、あるいは町といった雰囲気。その後はガイドのサントス(サントスの友人が運転)が手配してくれた車に乗り込み、無事ポカラに戻ったわけなんだけど、なんだかんだで疲れましたよ。インドを旅した直後だったので、決して運動不足ではないはずなんだけど。

でもまぁ、結構心残りはあります。もし時間があって、もっと北のヒマラヤ寄りの場所を歩いたら、壮大な景色が広がっていたのかなとか、勝手に妄想してしまったり。




2011'10'01(Sat)00:10 [ ポカラ ] CM4. TB0 . TOP ▲
ヒマラヤ・トレッキング、分岐ポイントを進む
ネパール、アンナプルナのトレッキング。中継ポイントの “ダンプス”(Dhampus)にある “Hotel Yama Sakura” で昼食を食べ、僕たちは再びトレッキングをスタートした。

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通り道に横たわる牛たち。見た感じ、農業用の水牛かな。とてもおとなしい。

ダンプス周辺は、緩やかな坂道と、少し開けた広場が多い地形で、トレッキングの通り道の芝生で、牛たちがのんびり日向ぼっこしていたりする。大柄の牛が何匹もまとまって佇んでいると、普段身近に牛を見慣れない日本人はちょっと警戒してしまうかもしれないが、牛たちはそんなことはまったくおかまいなしに、芝生にリラックスして寝転んでいた。

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途中、山道らしい道も進む。時々牛や山羊の残したトラップがあるが、注意すれば大丈夫。

昼食を食べて満腹になり、のどかな風景の中を歩く。4月のネパールのポカポカと暖かい陽気に、牛たちだけでなく、自分たちまで強烈な眠気に襲われてしまう。旅の前にヒマラヤ・トレッキングについてリサーチしていたときは、山賊が出たらどうしようとか思ったりもしたけど、実際歩いてみると、ハードではあるが、意外と緊張感のないトレッキングだったりする。

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時間に余裕があれば、トレッキングは数日かけてじっくり挑むのも楽しいと思う。

トレッキングのルートは至ってシンプル。スタート地点のフェディから分岐ポイントのダンプスを経由し、最終ポイントの “ノーダラ”(Naudanda)へと向かうというもの。時間があれば、ダンプスからさらに奥、アンナプルナ方面へと進むことも可能で、本来は数日をかけて長距離のトレッキングを楽しむのがヒマラヤ・トレッキングの醍醐味なのだろうと思う。

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山の中を歩く。意外と路面はフラットで歩きやすい。

しかし、今回の旅では、どうしてもトレッキングに大きくスケジュールを割くことができず、泣く泣く断念することにした。本当は1週間くらいじっくりアンナプルナを歩いてみたかったんだけど、そうするとカトマンドゥやポカラに滞在する時間がほとんどなくなってしまう。

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遠方左奥に、フェワ湖が見える。さらにその先がポカラだ。

そんな苦渋の選択により、残念ながら日帰りトレッキングとなってしまった。ただし、帰り道はあえて同じ道を通らず、U字型に進みながら戻るというルートにした。ダンプスからノーダラ方向に向かって歩いていると、遠くの山の向こうにフェワ湖がチラリと見える。その先が宿泊先のポカラだ。自分たちが帰路を進んでいることを確認しながら、歩き続けた。

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高台から周囲を見下ろす。ダンプス→ノーダラ間は見晴らしのいい場所が多い。

1800m近い標高のせいか、景色はフェディ→ダンプス間とはずいぶん違い、高台から周囲を見下ろす、見晴らしのいい眺望が望める。ただ日中になると、靄が強くなり、アンナプルナの山々が隠れてしまうので、朝方のようなクリアな視界ではなくなってしまうのが残念だ。

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4月のトレッキングだったが、気候はTシャツ1枚で問題なく、リラックスして歩けた。

盛り上がったこの芝生も通り道。近くに集落があるので、牛たちの牧場のような場所なのかもしれない。肝心の牛はいなかったけど。見ての通りの景観で、なんだか妙にのどかだった。長時間のトレッキングで、いい加減疲労感もあったけど、先生と二人で写真を撮りながら歩いた。

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午後になると靄が出て、アンナプルナの山々が隠れてしまうのが残念。

ガイドのサントスとはいろいろ話した。彼は年齢が若く(30歳前後だろうか)、英語が話せる上、服装などの感覚も比較的近いので、一緒に過ごしていてあまり違和感を感じなかった。それは、旅の前の当初のヒマラヤ・トレッキングのガイドに対するイメージを大きく覆すものだ。イメージ的にはもっと年配の無口なオジサンとかなのかなとか思っていたけど、そんなことはなかった。まぁ当然個人差はあるから、いろいろなケースがあるだろうけど。

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ロッジには、飲み物などを売っている商店が併設されている。

しばらく歩くと比較的規模の大きな集落に着いた。石造りの道で、どことなく小ぎれいな村だ。僕たちはその中のロッジの庭で休憩をすることにした。大きな休憩ポイントとしては2回目になる。この頃になると、空を雲が覆いはじめていた。山の天気は変わりやすいというが、とりあえずは雨の心配はなさそうだが、ヒマラヤの眺望は見えにくくなってしまう。

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休憩したロッジの庭。一面に芝生が広がっている。

休憩中に、村の中をブラブラと散策する。石造りの塀、石造りの建物、整地された芝生の庭。庭にはベンチもある。村の中の塀は、形式上、敷地と道を区分けるために存在しているが、その高さは簡単にまたげてしまうほど低い。民家と民家の区切りもそれほど明確ではなく、全体的にバリアフリーな印象を受けた。民家の軒下には干したトウモロコシがぶら下がっていたり、庭のベンチに植物がぶら下がっていたりと、生活環境の良さが伝わってきた。


  




2011'09'23(Fri)13:45 [ ポカラ ] CM2. TB0 . TOP ▲
ヒマラヤ・トレッキング、目指せダンプス
ダンプス”(Dhampus)は、標高1799mにある村で、アンナプルナのヒマラヤ・トレッキングを “フェディ”(Phedi)からスタートした場合、最初の分岐ポイントとなる場所だ。

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途中、またしても山羊飼いの一群と出会った。

僕たちは、その尾根の村ダンプスを目指してひたすら歩き続けた。麓から尾根まで登る最初のエリアに比べると、急な斜面が少ない尾根を歩くのは幾分楽だったが、それでも数時間ほとんど休まずに歩き続けているので、自然と体は汗ばみ、額から汗が滴り落ちた。

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一列に並んで石段を上るヤギの群れ。

黙々と歩いていると、またしても山羊飼いの群れと遭遇した。今度は進行方向が同じなので、しばらくはヤギの群れと一緒に歩くことになる。普段ヤギの群れと一緒に歩くことなど滅多にないので、少し先回りして、ヤギの群れを撮影することにした。

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山道を下るヤギたち。追いかけるのも大変だ。

いつも通る散歩道なのか、ヤギたちは山羊飼いの男性が指示を出すまでもなく、勝手にどんどん歩いていく。途中の石段でも、行儀良く一列になって上っていた・・・のだが、問題はヤギの後ろを歩くとコロコロとした玉状の糞が、まるで忍者の撒菱のごとく大量に落ちてくるので、それをうまく避けるのに注意を払わなければならないことだ。

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景色が開けた場所に出ると、自分たちが高い場所にいるのを実感できる。

道は起伏に富んでいて、尾根の一本道を歩いたかと思えば、整地していない山の中を歩くこともあり、そうかと思えば開けた場所に出て絶景が広がっていたりもする。集落の近くは石畳になっていることが多かった。基本は尾根に沿って歩くので、比較的迷いにくい道だと思う。

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最初の休憩ポイント。テーブル席に座ってコーラで一休み。

途中、ある集落に立ち寄った際、ガイドのサントスが「ちょっと休んでいこう」というので入った食堂。基本的にはトレッキング客向けの店で、規模は小さいが、飲み物などを売っている。店に入って表に面したテーブル席に座ると、中学生くらいの少女が接客してくれた。どうやら僕たち以外には客はいないようで、お店のスタッフも彼女しかいない。

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山の斜面に作られた畑。(左)学校だろうか。校庭らしいスペースもあるようだ。(右)

僕たちはコーラを頼むと、しばらくして懐かしい瓶のコーラを持ってきた。残念ながらコーラは冷えていなくて、瓶はちょっと泥で汚れていたけど、おいしかった。様子を見ていると、コーラを持ってきてくれた少女と、まだ幼い姉弟たちが店番をしているようだった。

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日中になり、雲に山頂が隠れてしまったマチャプチャレ。

最近、日本人が少ないのはどうして?」ガイドのサントスが聞いてきた。以前に比べると、ポカラを訪れる日本人旅行者が激減してしまったのだという。確かにポカラではほとんど日本人の姿を見かけなかった。その代わりに韓国人のグループを見かけることが多かった気がする。「う~ん、景気のせいかな?たしかにあんまり見かけなかったけど・・・はっきりとした理由は分からないな」まぁいろいろ理由はありそうだけど、急に激減した理由は何とも言えなかった。

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ホテル・ヤマ・サクラ。日本人は誰もいなかったけど、和っぽい名前。

さて、休憩を取って、少し元気が戻って再スタート。休憩ポイントから再び歩きはじめた僕たちだったが、それほど歩かないうちにダンプスに到着した。ここは分岐・中継ポイントだけあって、周辺にはトレッキング客向けの宿やレストランが点在している。その中の “Hotel Yama Sakura” という、なぜか日本的な名前のホテルのレストランに入った。まぁホテルとは言ってもモーテルみたいな佇まいではあるけど、この辺りでは規模は大きい方かな。

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チキンカレー(左)と、 ダルバート(右)。おいしかったです。

ロッジ風の内装が和むレストランに入って、昼食を食べる。僕がオーダーしたのはチキンカレー。先生とガイドのサントスはダルバート。なんか見てるとネパール人は毎食ダルバートでもいいみたい。ダルやご飯がおかわり自由だからボリューム満点で、かなり満腹になった。

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ここ2、3年、日本人旅行者が少ないと嘆く、ガイドのサントス。

食べていると、欧米人の高校生くらいの一団(先生と生徒で20人くらいはいたかな)が到着し、店内は大賑わいに。無事ダンプスに到着したのを祝っていた。学校の登山クラブとかなのかな。今日はこのホテルで泊まるみたいで、引率の先生がいろいろレクチャーしていた。

生徒たちのはしゃぎっぷりを見ていると、なんとなく学生時代が懐かしく思えたけど、日本だとなかなかネパールまでヒマラヤ・トレッキングに行ったりはしないよな~とちょっとうらやましく思いながら、ゆっくり昼食を食べて、休憩時間をのんびり過ごしたのだった。


  




2011'09'17(Sat)08:02 [ ポカラ ] CM4. TB0 . TOP ▲
ヒマラヤ・トレッキング、山の上で暮らす人々
雄大なヒマラヤの山々をバックに、アンナプルナを歩くヒマラヤ・トレッキング。ポカラ近郊の “フェディ”(Phedi)からスタートした僕たちは、山の尾根をひたすら歩き続けた。

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地元住民に神聖視されている、マチャプチャレの勇姿。

僕たちが進む進路の前方・斜め右手には、迫力ある “マチャプチャレ”(Machhapuchhre)のシルエットがあった。サランコットの頂上から見た時よりもグッと近く、大きく見えた。山頂が鋭角に尖り、実に絵になる山だ。標高は6993mと、ヒマラヤの山々の中ではそれほど高くない。

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ヒマラヤの山々を背景に、ひたすら山の尾根を進んでいく。

麓から山の尾根まで登ると、また違った世界が広がっていた。集落というほどではないが、民家のようなものが点在し、子供たちの姿も見える。ここは旅行者にとっては山であり、トレッキングの場所ではあるのだが、この場所に暮らす人たちもたくさんいるのだ。

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前方から元気な子供たちの姿が。やあ、調子はどうだい!?

いつの間にか道は石造りではなくなっていたが、きちんと整地され、歩きやすい道だ。前方から子供たちが歩いてきた。カメラを向け、コミュニケーションをとると、笑顔がはじけた。子供たちの姿を見れば、その土地がどのような土地なのかよく分かる。

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山の斜面を利用して作られた田園風景。ネパールの象徴的風景だ。

周囲の山の斜面は、段上に作られた畑が広がっていた。ネパールの主産業は農業なだけあって、ネパールを旅すると、田園風景はあらゆる場所で目にする。

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どの家にも畑があって、米や野菜などの農作物を収穫して暮らしている。

ネパールは、経済的には後発開発途上国という位置付けではあるが、この国を旅していると、インドのような極度の貧しさは感じられない。木や石といった天然資源を活用し、農業によって収穫された米や野菜などの農作物がネパールの人々を支えているからだろう。

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石造りの道と塀。どことなく沖縄の離島を彷彿させる、独特の風景だ。

歩いていると、徐々に民家が増えてきて、いつのまにか集落の中を歩いていた。しっかりとした石造りの道と、塀の中を進む。一軒一軒の民家には、じゅうぶんなスペースがあって、どの家にも畑があるようだった。素朴で質素だが、ゆとりを感じる。

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階段も石造り。丁寧に石を積み上げて作られている。

おそらく人々の生活の基本は自給自足なのだろう。日本のように身近な場所に商店や食堂などの商業施設がない山奥の農村では、畑を耕し、収穫した農作物で生活をしていかなければならない。ある意味昔ながらの人間の生活スタイルがそこにあった。

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畑仕事は男性より女性の仕事なのだろうか。不思議とあまり男性の姿を見なかった。

村の中を歩いていると、畑で収穫をする女性の姿があった。穏やかな風が、豊かに実った新緑の稲穂を揺らす。長時間のトレッキングで少し汗ばんでいた身体から、スッと汗が引いた。

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ヤギの一群が道をふさいでいた。ヤギの後ろを歩くのはなかなか大変だったりもする・・・。

村の外れを歩いていると、前方にヤギの群れが。羊飼いならぬ、山羊飼いの少年が、ヤギの群れを先導していた。僕たちは、しばらくヤギたちの後ろについて歩いた。

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一軒の家に、これだけの動物たちがいるのだから驚く。

ふと道脇の民家に目を向けると、家の入り口にニワトリやヤギなど、大小たくさんの動物たちの姿があった。彼らの生活を支える動物たちだ。動物たちにも自由があるようだ。

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見晴らしのいい場所で景色を眺める。

歩いていると、時折見晴らしのいい場所に出る。周囲を山々に囲まれた、のどかな風景を眺めながら、いろいろなことを考える。ネパールを旅すると、「豊かさ」とはなにかを考えさせられる。日本や欧米諸国の豊かさとはまた違った豊かさが、ここにはあるのだ。


  




2011'09'10(Sat)00:55 [ ポカラ ] CM2. TB0 . TOP ▲