見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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カッパドキアのサンセット
ウチヒサル”(Uçhisar)から帰路についた頃にはすっかり夕方になっていた。

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多少雲があった方が、空に表情が出ていいのだ。

来たときには厚い雲に覆われていた空は、青空が見えるようになっていた。城塞を撮影するチャンスだと思った。僕たちは道を外れ草むらに分け入り、ベストスポットを探した。

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ちょっとシルエットっぽいけど、空に表情があるこの写真がお気に入り。

撮影しながらポイントを探し、ベストポイントと感じた場所でウチヒサルをたくさん撮った。現地で売られているハガキや写真集などに写る、カッパドキアの顔のひとつの風景だ。

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周囲を見渡すと、あのテーブルマウンテンも視界に入った。

撮影に夢中になっているうちに、日没が目前に迫っていた。完全に暗くなる前にはギョレメの街に戻りたい。だが、サンセットも気になる。歩きながらチャンスを待つことにした。

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この状態から日没までは早い。帰路を急いだ。

ホテルのあるギョレメまでは、日没前後の徒歩での移動にしては距離があるが、道はシンプルで迷う心配はない。はるか地平線の彼方に沈みはじめた太陽を横目に、ひたすら歩いた。

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丘の上にある、土産物屋のコミュニティ。

途中、丘の上に土産物屋のようなコミュニティを見つけた。土産物を販売する無数のテントが連なっているのだが商品を陳列しているのに、人影がない。丘からの眺望は抜群だった。

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木には無数の魔除けやモザイクランプがぶら下がっていた。

僕たちは高台からの眺望を楽しみながら、コミュニティの中をぐるりと歩いて回った。そして再びギョレメを目指して歩きはじめた。太陽はあとわずかな時間で沈んでしまうだろう。

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細く複雑に重なった木の枝の隙間からのぞくサンセット。

この瞬間が、そう簡単に訪れないことは感じていた。なにかに誘われるように道を外れ、草むらの中を歩いた。乾いた大地に時折生える木の枝のシルエットが、あまりに魅力的だった。

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遠くに見えるギョレメの街。きっとギョレメの太陽はもう沈んだのだろう。

遙か彼方に、僕たちが目指すギョレメの街並みが見えた。それで気持ちが少し楽になって、この黄金の時間を楽しむ余裕が生まれたのかもしれない。さらに奥へと足を踏み入れていった。

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沈んでいく太陽。記憶に残る、カッパドキアのサンセット。

まばらに草の生えた畑のような土の上を歩きながら、はるか地平線の彼方に今まさに太陽が沈もうとしているのを確認した。その草むらの片隅に、1匹の猫が佇んでいるのを見つけた。

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そして太陽は地平線の彼方に消えた。空が真紅に染まっていた。

だが猫は置物のように動かない。きっと人知れずひっそりと死んでいるのだろう。それを見たら、なんだか無性に寂しくなった。乾いた大地は、動物たちにとって厳しい環境なのだ。

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ギョレメの街の看板。ここから丘を下っていけば街に着く。

日没後も歩き続け、ついにギョレメの入り口を知らせる看板までたどり着いた。太陽が沈んでから、かなり長い間空が明るかったので、完全に暗くなる前に到着することができた。

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ライトアップされた、スルタン・ケイヴ・スイーツの入り口。

そして、宿泊している “スルタン・ケイヴ・スイーツ”(Sultan Cave Suites)に到着。安堵感と、カッパドキアの魅惑の大地を堪能することができた充実感に満たされていた。




  




2015'12'23(Wed)10:24 [ カッパドキア ] CM0. TB0 . TOP ▲
ウチヒサルの遠景とカッパドキアのパノラマ
カッパドキアのローカルエリアをもっと知りたくて、マップを見ていた。ギョレメ周辺で足を伸ばせそうなポイントで残っているのは “ウチヒサル”(Uçhisar)の街くらいだ。

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遠景でウチヒサルが見れるポイントで車を降りた。

ホテルのオーナーと雑談中にウチヒサルへの行き方を聞いたら、なんと連れて行ってくれるというのだ。すぐに彼の車に飛び乗り、あえてウチヒサルの少し手前で降ろしてもらった。

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ウチヒサルの道路標識。だんだん近づいてきた。

なんともラッキー・・・いや、忙しい中本当にありがとう。感謝です。あえて手前で降ろしてもらった理由、それは遠景から望むウチヒサルのシルエットがとっても魅力的だからだ。

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道路から一歩外れると、乾いた草が生い茂っている。

これまでカッパドキアのパノラマはたくさん見てきたので、ウチヒサルからの眺望よりも、遠景から望むウチヒサルに魅力を感じたのだ。僕たちは道から外れ、写真を撮った。

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すぐ手前まで来た。雲が多く、なかなか満足のいく一瞬が訪れなかった。

ウチヒサルはまるでモニュメントバレーのようなシルエットの巨大な一枚岩の周囲に街が広がり、独特の景観だ。カッパドキアの写真集などには必ず出てくる「」のひとつだ。

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下の方は舗装されておらず、ひたすら斜面を登っていく。

道を外れて草むらに入り、写真を撮りながら徐々に近づき、ウチヒサルに到着した。徒歩なので上に登らなければならないが、その分いろいろなウチヒサルの表情を見ることができた。

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ウチヒサルの街の中腹。

街を中腹まで登ると石畳になっていて、斜面も緩やかになるので、多少歩きやすくなる。観光拠点のギョレメに比べるとずっとローカルな雰囲気で、商業施設はそれほど多くない。

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教会だろうか。建物の隣には小さな公園があって、すばらしい眺望だった。

また、シーズンが外れているからなのか、まるで無人のごとく人の姿が少ない。これはギョレメ周辺の他のエリアにも共通していて、地元の人たちがあまり出歩かない印象だ。

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斜面を利用して建てた大規模なホテルで、調度品もいい雰囲気なのだが・・・。

観光客向けのカフェやレストランなどの商業施設がほとんど無いなと思って歩いていたら、規模の大きなホテルを見つけた。外観はかなり凝っているのだが、門は閉まっていた。

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テラスがいっぱい。日本もこんなマンション建てたらいいのに・・・。

上まで回り込んで見てみると、これまたなかなかすごい・・・のだが、無人。どうもホテルは営業していないようだ。4月上旬って、シーズンオフなのかなぁ・・・なんかもったいない。

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チャイを頼んだら、クッキーが付いてきた。なんともうれしいサービス。

上の方まで登って、営業しているカフェを発見。ひとまず休憩することにした。バーのような高級感あるシックな店内で、テラスもあるんだけど、値段はリーズナブルだった。

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テラスからはカッパドキアのパノラマが望める。でもあまり手入れされていない感じだった。時期的にカッパドキアはまだ寒かったから、テラス席って感じじゃないのかもなぁ。

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テラスからの眺望。少し晴れ間が出てきた。

しばらく眺望を楽しんだ。来たときには厚い雲に覆われていた空から、蒼い空がのぞいていた。雲の切れ間から陽差しが差し込み、はるか前方のテーブルマウンテンを照らしていた。




  




2015'12'07(Mon)18:11 [ カッパドキア ] CM0. TB0 . TOP ▲
デリンクユの地下都市は広大なラビリンス
渓谷を後にし、次に向かったのは地下迷宮だった。

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のんびりとした空気が漂う、ごく普通の広場だが・・・。

僕たちを乗せたバンが到着したのは、鬱蒼とした渓谷とはガラリと変わり、見通しの良い広場。“Derinkuyu Yeralti Sehri”(デリンクユ地下都市)と書かれた看板が立っていた。

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地下都市の入り口。入り口はきちんと整っている。

そう、これから訪れるのは、カッパドキアに無数に存在する「地下都市」のひとつ。カッパドキアの地下都市の歴史は古く、紀元前400年頃の記録にも記されているのだとか。

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アーチの造りが近代的。

さっそくエントランスゲートをくぐり地下へ。入り口から少しの間は道幅も広く、快適。内部と造りが異なり近代的なので、おそらく後から造られたのでは無いかと思う。

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だんだん狭くなってきた。

だが、少し進むと急に道が細くなり、1人通るのがやっとの狭さに。天井も屈まないと厳しい。電灯の灯りがあるからまだいいが、陽の光が入らないので、当時は暗闇だったはずだ。

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細い階段を下りていく。最大4万人が暮らしていたという説も。

どのくらい狭いかというと・・・階段だとこんな感じで屈みながら移動する。なんだか息苦しくて閉塞感がすごい。かつてはこの場所に約1万人もの人々が生活していたというのだから驚く。

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閉所恐怖症の人は絶対入っちゃダメ!

狭い上に迷路のように入り組んでいて、ちょっと集団からはぐれると迷子になってしまいそうだ。というか、いくらなんでも狭すぎ。反対側から人が来たらどうするんだろう・・・。

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通路もこのくらい狭い。地下11階まであり、深さ約85mもあるそう。

デリンクユ地下都市には、ワイナリー、羊小屋、厩舎、学校、貯蔵室、食堂、礼拝堂、貯水池など多くの施設があるのだそうだが、ちょっとこの狭さだと想像できない。

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この縦穴は井戸水を汲むためのものなのだろうか。

洞窟の端に深い縦穴が。地下から天井まで続いていて、空気や井戸水を送るために造られたものなのかもしれない。数万人が暮らすのに十分な酸素や水の供給ができたのだろうか。

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地下都市の内側から大きな岩の扉を使って閉めることができたのだそう。

通路を抜け、広場へ。通路が狭すぎたので、少し広い場所に出ると安心感がある。デリンクユ地下都市の総面積は650平方メートルもあり、まだすべて発掘されてはいないのだという。

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外の空気はやっぱりうまい。

ようやく地上へ。久しぶりに見る太陽がまぶしい。これほどまでに開放的な大地を捨て、なぜ人々は地下へと潜ったのだろうか。その理由は武力による侵入者の存在にある。

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素敵な土産物の数々。なんか買っておけば良かったかな・・・。

ビザンチン時代に武力の侵入が増え、それから逃れるため、地下都市を造ったとされている。一時はアラブ人から逃れるためにキリスト教徒が隠れ住んでいたのだそうだ。

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朝方雪が降っていたのに、昼過ぎには太陽が出て暖かくなった。

カッパドキアの歴史を巡るツアー。人々が洞窟や地下へと隠れるように生活した背景には『宗教』があった。最初にできた地下都市は紀元前7〜8世紀頃で、かつて地下都市には数万人規模の人々が暮らしていた。だが、現代の僕たちが地下都市に足を踏み入れると、息が詰まるような閉塞感があり、質素で過酷な当時の人々の生活が垣間見える。僕たちが観光で宿泊するケーブホテル(洞窟ホテル)とはまるっきり趣が違うのだ。なかなか興味深いツアーだった。




  




2015'11'13(Fri)21:17 [ カッパドキア ] CM0. TB0 . TOP ▲
カッパドキア、渓谷と恐るべき魔犬
霧雨の中、渓谷を歩く。気温は低く底冷えする寒さだ。

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4月上旬でも、カッパドキアの山岳部は気温が低い。

ところどころに雪が残っているところを見ると、基本的に山岳地帯は気温が低いのだろう。雨に濡れて色濃くなっているが、地面に生い茂る草木は彩度の低いグレートーンの色彩だ。

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幻想的な山岳部の植物。

木々は少なく山肌が見えていて、地面を覆うように一面に草が生えている。

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眼前になにかある!

ふと前方に建造物のようなものが見えた。まるで中世の城のような形状だ。

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かつては人が住んでいたのかもしれない。

近づいてみると、巨大な奇岩を人為的にくり抜き、住居にしたものだった。現在は人は住んでいないが、内部は部屋のようになっていて、光を取り入れる窓のような穴も空いている。

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石造りの建物が連なる集落。

さらに歩いて行くと、今度は集落のようなものがあった。こちらは先ほどの岩窟住居とは違い、もう少し近代的な造りだ。だが、現在は誰も住んでいないのだろうか。人の気配がない。

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ガラスはなかったが、窓枠がはめられていた。

近づいてみると、窓には木枠があり、外壁のレンガのような石も綺麗に積み上げられている。しかも建物の裏には電柱が立てられ、電線が張られている。やっぱり誰か住んでる!?

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もしかしたらこの中のどれかには人が住んでいる小屋もあるのかもしれないが・・・。

さらに近づいて窓からのぞいてみたが、中は砂埃が積もってまるで廃墟のような佇まいで、全く人の気配がしない。ともかく集落の中に延びる道を通って先へと進むことにした。

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魔犬登場・・・どこからともなく犬が現れた。

集落を抜けると広場になっていて、その先に吊り橋が架かっている・・・と思っていたら、白い犬が1匹こちらに向かって歩いてくる。そのままなぜか僕の所へ。えっ、どういうこと???

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ツアーバスで借りた防寒用のブランケットを引っ張りまくる。なんなんだキミはっ!?

他のツアー客には目もくれず、僕のブランケットをガブッと噛みつき引っ張り出した・・・と思ったら、今度はバッグのぶら下がりが気になったらしく、そっちに飛びかかって・・・。

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犬との追いかけっこで大汗かいたよ・・・。

しばらく犬と追いかけっこをしてしまった。も〜、一体なんなんだキミはー!それでしばらく遊んであげて、打ち解けたところで犬の案内で吊り橋を渡って休憩ポイントへ到着。

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休憩ポイントの小屋。大きくしっかりした建物だ。

小屋に入ると長テーブルがあって、食事の準備が。お昼ご飯かな。僕たちは先ほど話した日本人カップルと一緒に座って話をした。話をしている間に、次々料理が運ばれてくる。

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食事風景。中国人が多かった。

彼らは飲食店オープンを目標に、世界中を旅してきて、ここトルコが最後の場所なんだそうだ。でも長旅で疲れてきて、トルコの前のエジプトでは、一度も宿から外に出なかったとか・・・。

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パンにスープにサラダに・・・。ヘルシーで素朴な味だった。

オイオイ、それもったいなすぎ。彼らの話をまとめると、長旅に飽きていろいろ面倒になったということらしい。まーね、うん、旅が長いとそういうこともあるよね・・・うん。

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オムレツのようなのとか、肉とか、ヨーグルトにオレンジ。

旅先で買ったニセモノのロレックスの自慢とか、話の内容が割とチャラかったので、適当に相づちを打ちつつ食事を楽しんだ。デザートに出てきたハチミツのかかったヨーグルトがすごく美味しくて、ここでの食事の記憶がヨーグルトになってしまった。酸味が無くてまろやかで臭みが無くて、理想的な味だった。これがトルコのヨーグルトか〜!と感動して、その後他のところで食べたら臭くて全然違ったという・・・。まぁつまり、ここのが特別だったわけだ。




  




2015'10'30(Fri)20:18 [ カッパドキア ] CM4. TB0 . TOP ▲
雪降るカッパドキア、渓谷の岩窟住居
朝起きると雪が降っていた。もう4月になるというのに、カッパドキアでは雪が降るのだ。

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ホテルのテラスから眺めた、雪降るギョレメの街。

昨日とは全く異なる風景を共用のテラスで眺めていると、男性が1人やってきた。彼はホテルのオーナーで、しばらく話が弾んだ。これがきっかけで、その後いろいろ融通してくれた。

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雪はいつの間にか雨へと変わったが、郊外には雪が降り積もっていた。

さて、その日はツアーに参加することになっていた。気球で上空から大地を眺め、徒歩や自転車で走り、今度はツアーで自分たちの知らないカッパドキアを見ようと思ったのだ。

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到着時は土砂降りで、一時はどうなることかと思った。

僕たちの乗ったバンが最初に到着したのは郊外の集落だった。ツアーに参加したのは15名ほどだろうか。中国人が多く、それに混じって若干の欧米人と、日本人は僕たちを入れて4人。

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この集落に住んでいる人たちの住居。地形を利用した独特のスタイルだ。

到着時は土砂降りで、雨の中説明を聞いたのだが、日本人カップルが雨具を持っていなくてビショ濡れになっていた。大変そうだったので声をかけたのがきっかけで仲良くなった。

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岩壁を削って住居にしたのだろうか。

雨の中、しばらく目的地に向かって歩く。当初よりは少しは雨足が弱くなっていた。道脇の岩壁には、現在も使用しているであろう岩と住居が同化したような建物が連なっている。

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都市と言うほど大規模な遺跡ではないが、現在も発掘中らしい。

最初の目的地は古代ローマの都市遺跡 “ソベソス遺跡”(Sobesos)。20年ほど前に畑の中から発見されたのだそうだ。カッパドキアにも古代ローマ文化が波及していたということだ。

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典型的な古代ローマ遺跡。(左)現在でもモザイク模様がはっきり残っている。(右)

小規模ながら、いわゆる古代ローマ時代の建築技法で建てられた遺跡跡で、モザイクで描かれた床や、ローマ式大浴場などもある。今後の発掘によって規模が大きくなる可能性も。

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会議場跡は屋根で保護されている。

屋根で天候から保護されていたのは会議場の跡だそう。こちらは他と比べるとコンディションが良く、かなりはっきりと建物の跡が残っている。ここでは棺も見つかっている。

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霧で視界が遮られた渓谷。そして寒い。

遺跡を後に次に向かったのは渓谷。先ほどまでの雨は止んだが、地面は湿っているし気温も低い。だが時折降るこうした雨が、乾いた大地を潤わせているのだろう。

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岩窟住居の一種だろうか。

斜面を登ると、丘の上に大きな奇岩があった。ところどころに穴が空いていて、中に人が入ることもできそうだ。奇岩の周囲には四角いブロックが積み上げられている。人為的なものだ。

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おそらく4世紀頃に岩窟に描かれた絵画が、今もなお鮮明に残っている。

穴のひとつから中に入ると、キリスト教をモチーフにした壁画や、メモ書きのようなものも。この場所は当時、キリスト教徒たちの住居や聖堂のような場所だったのかもしれない。

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洞窟からの風景。人が住むには過酷な環境だ。

岩窟住居を出て、今度は渓谷を歩く。これまで徒歩や自転車では来れなかった場所だ。先ほどまでの強い雨はおさまったが、冷たい風と霧雨は観光には不向きな天候だ。少し残念ではあるが、これまでとは違うカッパドキアの姿が垣間見えたのは良かったのかもしれない。




  




2015'10'20(Tue)18:35 [ カッパドキア ] CM0. TB0 . TOP ▲