見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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紅く染まるクシャダスの街とエーゲ海
夕暮れ時の “クシャダス”(Kuşadası)。エーゲ海沿いの高台をのんびり歩いた。

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高台から望む、美しい海岸沿いの風景。

リゾート地だけあって、海岸沿いに点在する建物はどれもそれらしい洒落た雰囲気があった。温暖で穏やかな空気と、夕陽を浴びて紅く染まる美しい海沿いの風景に心を打たれた。

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突き出た出島は、14世紀に建てられた要塞がある “ギュウェルジン島”。

途中、散歩をする1匹の犬と出会った。耳には丸いタグが取り付けてあり、野良犬では無いことが分かる。撫でたら気持ち良さそうにしていた。僕たちはそのまま海岸線に沿って歩いた。

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はるか先にクシャダスの街が見える。

海岸線に沿って歩くと下り坂になり、遠くにクシャダスの街並みが見えた。太陽が傾いてから随分経つのになかなか沈まず、世界をさらに紅く染めた。何もかもが黄金に輝く時間帯。

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夕陽に照らされる、無人のカフェテーブル。

桟橋の近くに、無数のカフェテーブルが置かれていた。目の前が波打ち際で、その先には今にも沈みそうな太陽が鈍い光を放っていた。この美しい瞬間を席に座って過ごす人はいない。

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船着き場の風景。

桟橋には、やはり無数の船が停泊していた。すべてが紅く染まるこの最高の瞬間に出歩く人はそう多くはない。それが穏やかな空気感をより一層感じさせてくれるのかもしれない。

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クシャダスの街と沈みゆく太陽。

桟橋から街の中へ。山を利用した高低差のある街並みは本当に美しい。山頂には、なにやら像のようなものが建っている。長らく夕陽を保っていた太陽もいよいよ沈みそうな気配だ。

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クシャダスの街とギュウェルジン島、そしてエーゲ海に沈みゆく太陽。

僕たちはこの瞬間を堪能しようと、オープンエアーのカフェでチャイを注文した。今まさに沈みゆく太陽が、最後の力で照らす紅い光が、グラスの中のチャイをさらに紅く染めた。

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カモ・・・なのかな?すごくなついているようだった。

僕たちが座る席のすぐ傍らで、水鳥たちにエサをやる男性が。カフェのオーナーなのだろうか、鳥たちはいつものことのように、何の警戒心も無く、男性の手の平のエサを食べている。

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ここからは沈むのが早い。

エーゲ海のサンセット。太陽はちょうどギュウェルジン島の桟橋へと沈みそうだ。それにしてもなんて紅さだ。強い紅が海も、街も、人も、鳥も、あるゆるものを飲み込んでしまう。

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サンセットの瞬間。

そして、見つめているわずかな時間の間に太陽は沈んだ。

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夜の繁華街。歩いているのは地元の人たちくらい。

日没後、しばらく海沿いで過ごした後、帰路についた。シーズンオフだからなのか観光客の姿はほとんどなく、商店街にも人はまばらだった。夏になれば変貌するのかもしれない。

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バスでクシャダスから宿のあるセルチュクヘ。

空気が澄んでいるからなのか、夕方からの空の色の変化が美しく、印象に残った。豊かで穏やかな風土は、老後にのんびり暮らせたら素敵だなと感じた。今度は夏に訪れたい。




  




2016'09'19(Mon)20:16 [ エフェス ] CM0. TB0 . TOP ▲
エーゲ海のリゾート地、クシャダスの街へ
トルコ西海岸、エーゲ海沿いにあるビーチからバスに乗り、ようやくたどり着いたのはトルコ有数のリゾート地 “クシャダス”(Kuşadası)の市街地。美しい海岸沿いの街だ。

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道脇の木々には木々にはオレンジがいっぱい。

石畳の通りの脇に植えられた木々には、オレンジがたわわに実っていた。そしてそしてポカポカと温暖な気候。繁華街でもない何の変哲も無い市街地のはずなのに、漂ってくる豊かさ

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近くにあったレストランで食事をすることに。

お腹が空いていたので、近くのレストランに入った。トルコでは、街中でファーストフード系の店がほとんど見当たらない。その理由のひとつはトルコ料理のおいしさにあると思う。

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2種類のケバブ。定番のプレートだがはずれが無い。

注文したのは定番のケバブのプレート。挽肉と鶏肉の串焼き、焼いたトマトとフライドポテト、サーデ・ピラウと呼ばれる松の実が入ったバターライス。このバターライスが最高。

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大通りには、レストランやホテル、食品を扱う店などが点在している。

腹が満たされたら元気が出たので、街を散策することした。まずは目抜き通りを歩いてみる。大通りで人通りもそこそこあるが、それほど店が密集している感じではない。

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日本ではなかなかお目にかかれないナッツ専門店。

目に付いたのはナッツを売る店。ガラスショーケースに、あらゆる種類のナッツが並んでいた。ビーチで地元の高校生たちにもらったヒマワリの種を思いだし、買ってみた。

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量り売りのピスタチオ。殻が取り外してあるのがうれしい。

買ったのはピスタチオ。種類と重さを伝えると袋に入れてくれる。旅のつまみに、リーズナブルな値段で袋いっぱいのピスタチオを手に入れることができた。再び散策へ。

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地元の商店街。

目抜き通りから商店街へ。地元の人たち向けにいろんなお店があるのだが、旅行者的にはこれといった店は少ない印象。中には変わったインテリアの店とかあって面白かった。

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凝ったデザインのランプが吊り下げられていた。

この商店街、頭上にこんな感じのイルミネーションらしきランプが設置してあって、きっと夜になって点灯したら雰囲気あるんだろうな〜と思った。見れないのがちょっぴり残念。

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海近くの坂道にある住宅街。おだやかで美しい街並みだった。

さて、今度は坂道が美しい住宅街へ。道脇にはリゾートらしくパームツリーが植えられていた。通り沿いは高級感のあるマンションが多い。このあたりから海を目指すことにした。

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写真では表現しにくいけど、環境の良さがひしひしと伝わってきた。

坂道のある街並みって、立体感があって僕は好きなんです。登り坂はしんどいけど、自分が暮らすならそんな場所で生活したい。ここは海もあるし、本当に環境の良い場所。

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実は途中でドライフルーツも買ってみた。キウイとか珍しいのが袋にいっぱい。

坂を登り切った先にエーゲ海のブルーが見えてきた。ここがどこなのか、この先に何があるのかなんて難しいことは考えず、夕日に染まった美しい街並みの中を海を目指して歩いた。




  




2016'08'23(Tue)13:39 [ エフェス ] CM0. TB0 . TOP ▲
そう、ただエーゲ海が見たかっただけ
古代ギリシャ都市遺跡エフェスからわずか5㎞ほどの距離に海がある。イスタンブールから見るマルマラ海や黒海とは違う “エーゲ海” が無性に見たくなって、遺跡観光の後訪れてみた。

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エフェスで拾った個人経営らしきシャトルバスの車内。

小型のシャトルバスに乗って、ビーチを目指す。車内はドライバーの趣味か、魔除けの御守り “ナザールボンジュウ” がいっぱいぶら下がってた。この時期に海岸に行くのは僕たちだけ。

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これがエーゲ海だ!光り輝く海を目に焼き付けた。

バスを降りると目の前にビーチが広がっていた。4月上旬はまだシーズンオフ。広大なビーチに佇んでいるのは僕たちだけ。砂浜の先には、一目見たかったエーゲ海が光り輝いている。

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ビーチにポツンと一軒だけカフェがあった。

だだっぴろい砂浜に一軒だけカフェがあった。中には人影があるが、観光客ではなさそう。トルコ屈指のリゾートとして有名なクシャダス。夏になったら活気が出るのだろう。

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きれいに整地された砂浜。

せっかく来たのでビーチを歩いてみる。砂の色は白ではないが、キメが細かくきれい。部分的に整地してある場所も。足跡が少ないので、この時期に訪れる人が少ないのが分かる。

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桟橋で釣りを楽しむ地元の人たち。

海岸沿いを少し歩くと桟橋があって、釣りをしている人たちがいた。今夜のおかずでも釣っているのかな。近くまで行ってみたけど、何を釣っているのかまでは分からなかった。

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シーズンオフのビーチだから、閑散としているけど。

そこから少し歩くと遠くに赤い屋根のリゾートホテルのような建物が見えた。他にはあまり目立った建造物は無いんだけど、とにかく広い。とりあえず念願のエーゲ海を前に満足した。

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地元の高校生の3人組。とってもフレンドリーだった。

休憩していると、近くに座っていた地元の高校生からナッツをもらった。「これどうぞ」って、ビニール袋に入ったナッツを手にあふれるくらいいっぱい。ありがとう。

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もらったヒマワリの種。トルコではメジャーな食べ物のようだ。

僕たちみたいな外国人に、気さくに話しかけてくれるのはうれしい。ナッツは皮を剥いて食べるんだけど、これはヒマワリの種かな、たぶん。なんだかうれしい思い出ができた。

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まさか無人のビーチとは思わず、立ち往生。

さて、帰ろうと思ってここで問題発生!エフェスは観光地だからバスがあったけど、無人のビーチには誰も来ない。どうやって帰ればいいのか。近くにバス停を見つけたが・・・。

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バスに乗り込んだときにはすっかり夕方になっていた。

なにもない道端で、一体どのくらいの時間待っただろうか。いつくるかも分からないので、そこから離れることもできない。1時間以上は待ったかな・・・絶望的な気分だったが、ようやく1台のバスがやってきた。助かった〜。観光ルートから外れると、時々こんな目に遭うのだ。




  




2016'07'25(Mon)19:00 [ エフェス ] CM0. TB0 . TOP ▲
紀元前11世紀の古代ギリシャ都市 “エフェス” part-2
トルコ西部の古代ギリシャ都市遺跡 “エフェス”(Efes)。その起源はなんと紀元前11世紀にまで遡る。今から3000年以上も昔のことである。日本はまだ縄文時代だった頃だ。

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アレキサンドリア、ベルガマと並んで、ギリシャの三大図書館と称された “セルシウス図書館”。

大劇場から目抜きとなる大通りを経て最初に目にしたのは、当時の面影が色濃く残る図書館。建物の外郭が残っていると、当時の建築技術がいかに優れていたかがよく分かる。

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マゼウスとミトリダテスの門

図書館のすぐ隣には大きな門。奴隷出身のマゼウスとミトリダテスが皇帝に寄進したのだそう。図書館は火災により前門だけが残った状態だが、こちらは原型がしっかり残っている。

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かつてはここにも建物が建ち並んでいたのだろうか。

隣接したエリアに広場があり、建物の欠片が並べられていた。

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美しい石畳のクレテス通り。(左)上流階級しか歩くことができなかったモザイク通路。(右)

図書館からは “クレテス通り” と呼ばれる石畳の道を歩いて行くと、途中、住居前にモザイクで飾られた通路がある。ここは一般庶民と区別し、上流階級しか歩けなかったそうだ。

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立派な門構えのハドリアヌス神殿。

さらに進むと “ハドリアヌス神殿” が見えてくる。ハドリアヌスはローマ帝国の五賢帝で、門や内部には女神ティケやメドゥーサなどのキメ細かなレリーフが彫刻されている。

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坂道が美しいエフェスの街並み。

道幅こそ広くないが、傾斜のある石畳の通りが、当時の美しい街並みをイメージさせる。今では建物の大半が朽ち果ててしまっているが、当時は通りにびっしりと建ち並んでいた。

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崩れていてなかなか建物の判別が付きづらいが、たぶん浴場跡かな。

続いて “ヴァリウスの浴場跡” と呼ばれる2世紀に造られたローマ式の浴場跡。独特のアーチのある建築が特徴的だ。古代ローマ人は1日のうち数時間を浴場で過ごすのだそうだ。

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古代遺跡に住むネコとしては体格がいいような気がするが・・・。

そして、遺跡にはネコもいる!上の写真以外にも、大劇場や図書館周辺でもいろいろなネコを見かけた。エサを食べてたから、誰かからもらっているのかもしれない。

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人気の無い裏通り。

ルートを外れて裏道を彷徨ってみた。裏通りは建物のほとんどが朽ち果てている。石畳もかろうじて残っているといった印象。周囲に人影が無いから、遺跡の世界観に没頭できる。

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エフェスを取り囲む山々。

ふと周囲の山々に目を向けてみる。緑がいっぱいで、実に美しい。

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港へと延びる、別名ハーバー通り。観光客のいない瞬間を狙って!

そして再びエフェスのメインストリート “アルカディアン通り” へ。かつてあのシーザーとクレオパトラもこの通りを歩いたのだとか。道幅が広く、一直線に伸びる大通りだ。

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アルカディアン通りを反対側から大劇場を望む。

朽ち果てた建物の数々は、他にも記事の中では紹介しきれないほどたくさんある。広域に広がる古代の大都市の姿は、今では本当に残された一部の建物や通りでしか体感することができない。それでも、当時の世界最高峰の建築技術や美術意識の高さは強く感じられた。




  




2016'06'18(Sat)17:31 [ エフェス ] CM0. TB0 . TOP ▲
紀元前11世紀の古代ギリシャ都市 “エフェス” part-1
トルコ・セルチュクは、古代ギリシャの都市遺跡 “エフェス”(Efes)の観光拠点となる街だ。

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セルチュクの街並み。遺跡からは若干遠くはなるが、クシャダスはリゾート感があった。

早朝、遺跡観光の前に “セルチュク” の街を歩いたが、ごく普通の郊外の街といった雰囲気で、特に見所は無い。だからエーゲ海沿いの “クシャダス” の街を拠点にするのが良いと思う。

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エフェス遺跡の入り口付近。

セルチュクからバスでエフェス遺跡の入り口へ。入り口付近は売店が軒を連ねていて、飲物や軽食などを売っていた。観光地なので若干割高ではあるが、アイスを食べながら遺跡へ。

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2ヶ所ある入り口の、北側の入り口から入場。

ゲートで入場料を支払い中へ。エフェスは、紀元前11世紀にイオニア人(古代ギリシャ人)により建設された都市国家で、遺跡は広域に広がり見ごたえがある・・・驚くほど古い遺跡だ。

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まずは林道を歩いて行く。背の高い木々が真っ直ぐ続いている。

紀元前11世紀というと、日本は縄文時代で、まだ歴史というものが存在しないほどの時代だ。なにせあの邪馬台国の女王 “卑弥呼” ですら247年頃と言われているのだからすごい。

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エーゲ海沿岸の温暖な風土が美しい。

木々の合間から、円形闘技場らしき巨大な建造物が見えた。

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かつて建造物だったものの一部が並べられていた。

最初に目にしたのは、ズラリと並べられた建造物の欠片。こうしたバラバラになった欠片を組み合わせて復元していくのかもしれないが、それこそ気の遠くなるような作業だ。

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古代ギリシャ・ローマの遺跡は、劇場や闘技場を中心に街が構成されている。

さきほど遠くから見えた円形闘技場の前に到着。どうやら大劇場のようだ。

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大劇場の内部。エフェスは観光客も多かった。ネコもいたよ!

中に入ってみた。規模はパムッカレの劇場と比べ、それほど大きいとは感じなかった。

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闘技場の上からの景色。遺跡が広域に広がっているのが分かる。

大劇場の上から見回すと、目抜き通りが一直線に伸びているが、近くに大きな建造物は無い。パムッカレのような丘の上の都市ではなく、平坦な台地に作られた都市という印象だ。

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広場に大量の柱の欠片が並べられている。

大劇場を出て少し歩くと、柱が連なる通路に出た。復元途中なのか、倒壊した柱の欠片が大量に並べられていた。かつてはこれらすべての柱が立っていたのだろう。想像していたよりもずっと広く、遺跡の復元としては未完成な印象だったが、遺跡観光ははじまったばかりだ。




  




2016'06'02(Thu)19:42 [ エフェス ] CM0. TB0 . TOP ▲