見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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ニューデリーのベジタブル・バザール
ベジタブル・バザールを見ると、デリーに住む庶民の台所事情を知ることができます。宗教的事情(インド人の82%はヒンドゥ教徒と言われている)から、インド人はベジタリアンが非常に多く、野菜(sabzi)の存在はインドの食文化には欠かせない重要な存在なんです。

インドのレストランは、“ベジ”(Vegi)と “ノンベジ”(Non-Vegi)とに分かれていて、旅行者向けのレストランなどでもメニューの中でベジとノンベジがはっきりと区分けて記載されています。インドでは大都市でしか見かけることのできないマクドナルドのようなファーストフード店でも、全メニューの半分近くがベジタリアンメニューになっているほどで、12億とも言われるインドの総人口の内、相当な比率がベジタリアンであることを示しています。つまり、インドは他に類を見ないほどのベジタリアン大国と言っても過言ではないかもしれません。

バックパッカー御用達のガイドブック “Lonely Planet” では、インドの食文化を紹介する記事の中に、「インドには、諸外国のベジタリアンすべてを足したよりも多くのベジタリアンがいる」 という記述があり、インドの食文化と野菜が密接な関係であることを表しています。

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広場からベジタブル・バザールへと向かう道、Nehru Bazaar。

パハール・ガンジのちょうど真ん中くらいの場所に、大きな広場があるんです。この広場のあたりが、パハール・ガンジのメインストリート、“メイン・バザール”(Main Bazaar)と呼ばれる通りの中で最も活気があるエリアです。もしパハール・ガンジで宿泊するのであれば、この広場の周辺に位置するホテルが立地的にはオススメです。

周辺に利用しやすいレストランが多く、ニューデリー駅(鉄道)とアシュラム・マーグ駅(地下鉄)のちょうど中間地点に位置していることがその理由です。以前の記事で紹介した、“Vivek Hotel” や “Hotel Rak International” もこの界隈に位置しています。

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道の脇には比較的規模の大きい雑貨屋も軒を連ねている。

パハール・ガンジ中央に位置するこの広場は、野菜市場 “ベジタブル・バザール” や、家具を専門に取り扱う “家具工房” などのあるエリアへと通じていて、エリアごとに各々の分野に特化したマーケット、いわゆるバザール街という趣のエリアが広がっています。

このエリアにはたくさんの商店が建ち並び、活気に溢れていますが、パハール・ガンジにある旅行者向けの土産物を売るお店と比べると、現地の人たち向けの商品が売られています。

写真を見ると一目瞭然なのですが、そもそもパハール・ガンジも、通りを歩く人は現地のインド人たちが圧倒的に多く、他の旅行者の集まるエリアとは異質です。

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色鮮やかなグレープなどのフルーツを売る露店。

ベジタブル・バザールへと向かうこの広場には、フルーツを売る露店などもたくさんあるので、ベジタブル・バザールを含めたこのエリア一帯を散策すると、インドの食文化や、インドの大地で収穫された様々な種類の野菜、果物を見て回ることができます。

写真のグレープは、思わず手にとって食べてみたくなりますが、日本のようにそのまま皮ごと口に含んで実を食べるような食べ方だと、農薬や衛生的観点ではちょっと危ないかもしれません。でも、色とりどりの野菜やフルーツは見ているだけで楽しいです。

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地元の人でいっぱいのベジタブル・バザールの入り口。

さて、広場から通りを少し行くと、ベジタブル・バザールの入り口があります。この細い通りは、インドで収穫されたありとあらゆる野菜が所狭しと並んでいる、野菜に特化した市場なのですが、その圧倒的な野菜の種類に負けず、地元の人たちで混み合っているんです。

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所狭しと並ぶ、様々な野菜(左)と、高麗人参のような細長~い人参(右)。

ベジタブル・バザールの通りは細路地ではあるものの意外と長く、市場としてはかなり大規模です。見て歩くだけでも時間がかかるかもしれません。

そして、こんな細路地の、人々で混み合った市場の中を、バイクや、時には道幅いっぱいの大型のトラックが通ったりするのも、インドらしい光景の一つです。

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こちらは発色のいい真っ赤なトマト!大量のトマトが山積みに。

ユニークなのは、市場に無数に並ぶこれらのお店は、それぞれが各々の得意分野というか、取り扱う野菜の種類を絞っていて、例えばトマトなら徹底してトマト1つに絞るなど、ある程度全体の調和を意識して出店しているところです。つまり、各店舗が日本の八百屋のように、すべての野菜を取り扱っているわけではない、ということなんです。

日本のような屋内型のいわゆる “スーパーマーケット” という概念がないインドでは、こういった市場こそがその役割を果たしているので、庶民にとっての市場の存在は、食材を入手する手段として非常に存在意義が高いと言えます。

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バザールでのスナップ。目線をありがとう!

市場にたたずむ、インド人青年。雑多なバザールの中で、きちんとした身なりの彼はどことなく不釣り合い。ところで隣のおばさんは袋買いでけっこうな量を買い込んでいますね。

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落ち始めた太陽が眩しい、夕方のバザールの風景。

通りには野菜のお店に混じって、時々 “サモサ” や “パコーラー” などの揚げ物を売るお店もあります。ご存じの方も多いとは思いますが、サモサというのはカレー味のジャガイモを小麦粉の皮で包んだものを揚げたもの。パコーラーはカリフラワーなどの野菜にカレー味の衣をつけた揚げ物。両者とも10ルピー前後と非常に安価で食べられます。

とりわけジャガイモを使ったものは、カレーをはじめサモサなどの揚げ物もボリュームがあってとてもおいしく、僕も大好きです。もしかしたらインドでは肉類中心に食べるよりも野菜中心に食べたほうが満足できるかもしれない。そのくらい野菜にパワーがあります。

インドでは、こういったスナックを売る屋台が街の至る所に点在していて、気軽に食べることができるのですが、揚げ物中心なのでちょっと脂っこいかも。それと、屋台によっては衛生管理に問題のあるところもあるので、購入の際はその辺の見極めも必要です。
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2010'05'10(Mon)12:24 [ デリー ] CM2. TB0 . TOP ▲
COMMENT


こんばんは。
のんきんぐさんの所から来ました。
インド・ネパールバックパック旅行、いいですねえ。
なつかしいです。
結婚する前に、行きました。
写真で見る限り、変わってないような感じですね。
サモサは、ウチでも良く作ります。
デリーで、気を付けていても、どうしてもおいしそうで、フレッシュジュースを飲んで、アタッテしまいました。
大丈夫でしたか?

トレッキング目的で、ネパールに行ったんですけど、ちょっと風邪を引いてしまって、ポカラで散歩してました。
また行きたいですね。
記事、楽しみにしてます。
2010/05/11 00:27  | URL | 杏仁豆腐 #- [edit]


杏仁豆腐さん、はじめまして!

サモサ、ご家庭で作られるんですね~!
我が家もインドカレーが好きで、時々作るんですよ。
でも、なかなかお店のようにはいかないんですよね~。

ジュースは特に慣れない最初の方は危ないかもですね。
ナチュラルなものだという先入観で、氷や水を気付かずに
摂取してしまう可能性があるので、意外と盲点かもです。

インドもネパールも、体調管理に気をつけていても、
ちょっとしたことで体調を崩しがちですよね。僕も
寝込むほどではなかったですが、インドとネパール
両方で体調を崩した時期がありました。

また遊びに来てくださいね!
2010/05/11 00:57  | URL | Garyo #- [edit]
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