見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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見知らぬ街を訪れたら高い場所に登ろう
旅先で見知らぬ街を訪れたとき、まずは高い場所に登ろうと考えるのは僕だけだろうか。高い場所から眺める都市の姿は格別で、地面を歩いているときとは全く異なる、もう一つの魅力的な都市の表情がそこにはあるのかもしれない。

その視点で考えたとき、インドの首都・デリーを観光するのであれば、“ジャマー・マスジット”(Jamma Masjid)の存在は無視できない。ジャマー・マスジットはいわゆる “モスク”(イスラム教の礼拝堂)で、その規模はインド最大とも言われている。

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入口は3ヵ所。写真は Gate No.2。(左)正面の門の前は土産物屋などの露店が並んでいる。(右)

ジャマー・マスジットは、オールドデリーの目抜き通り、チャンドニー・チョウクから歩いてすぐの場所。前回の記事で紹介した赤い城、ラール・キラーと隣接したエリアにあるので、このエリアを観光する際は徒歩で比較的気軽に立ち寄ることができる。

入口のゲートでは他の観光スポットと同様に、金属探知機による検問が行われている。検問はともかく、このジャマー・マスジットには一癖あるので注意が必要だ。

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赤砂岩と白大理石による赤と白のコントラストが特徴的で、規模が大きく広々としている。

まずは服装。ここはイスラム教のモスクなので、観光客と言えども服装に対して制限があるのだ。イスラム教では男女共に肌を露出させることを戒律で禁じているため、最低でも下はロング丈のパンツなどを着用し、足を露出させないようにしなければならない。

また、女性などで肩を露出した服装や、体のラインを強調した服装の場合もその対象になってしまうので、注意が必要。尚、土足での入場はできないため、入場の際は靴を脱ぐ必要がある。ちなみにTシャツであれば大丈夫(僕はTシャツでOKだった)なようだ。

もし知らずに訪れてしまった場合は、入場の際に布をレンタル(50ルピーとなかなか高額)しなければならないのだが、一癖あると表現したのは実は服装のことではなくて、このジャマー・マスジットの施設内の係員全体のモラルにやや注意が必要な気がした。というのも、いわゆるぼったくりを施設内の係員が行っている可能性があるからだ。

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広場の中央には水場がある。周囲には無数のハトが飛び交っており、和やかな雰囲気。

特に気になったのは、入場時に布をレンタルしている係員とそのすぐ近くにいる靴の管理人、そして正面左のミナレットに登るチケットを販売している係員。

布をレンタルしている係員と靴の管理人は、相手がきちんと反論しなければ入場時だけでなく退場時にも50ルピーを請求するし、ミナレットのチケットの係員も、ガイドブックに記載されている値段の2~5倍にあたる100ルピーを要求してくる。

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毎週金曜のイスラムの休日には集団礼拝が行われるため、その時間帯は異教徒は中に入れない。

僕がチケットを購入する際は、100ルピーを要求されたので、ガイドブックなどに記載されている値段と大きく異なると言ったら、改正されたのだと言って100ルピーという判が押された紙切れを渡された。そして、“lonely planet” に書かれていることはすべて嘘だと言っていた。

実際にチケットの値段が改正されたのかどうか真偽の程は定かではないが、ちょっと怪しい気がしたので、要注意というところだろうか。僕は面倒で払ってしまったが、これから訪れる方は気をつけて欲しい。冒頭から注意事項が多くなってしまったが、インドの一番の詐欺被害は実はこういった公的な施設で行われている、係員によるぼったくりのような気がする。

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モスクの左右にそびえ立つ2本のミナレット(尖塔)は高さ40mもある。

タージ・マハルやラール・キラーと同じく、このモスクもまたムガル帝国時代の皇帝、シャー・ジャハーンにより建てられたもの。シャー・ジャハーナーバードの本寺として建設され、着工は1644年なのだが、完成は1658年で、完成まで14年もの歳月を費やしたことになる。

ジャマー・マスジットは、2万人以上の礼拝者を収容できると言われる巨大なモスクではあるけど、旅行者にとってこのジャマー・マスジットの最大の魅力は、ミナレットからの絶景に尽きる。モスク左右にそびえるミナレット(尖塔)の高さは40mと、高さという点だけでは先進国の高層ビルには遠く及ばないのですが、デリー市街には高層建築の建物がほとんどないので、この高さでも十分デリーの街の眺望を楽しむことができるんです。

では、さっそく上に登ってみましょう!

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ミナレット内部の、狭い上に急な傾斜の階段。(左)唯一の採光がこの窓。そしてチラリと絶景。(右)

唯一の採光が壁面に開いた四角い隙間なので、とっても暗い。しかも人一人がようやく通れる狭さ。上から人が下りてこようものなら大変。閉所や暗所、高所が苦手な人にはつらいかも。ついでにこの階段、傾斜が急な上に、やたら長い。上まで登り切るには体力も必要だ。

ゼハーゼハー言いながらミナレット最上部までたどりつくと、そこには・・・つづく!
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2010'06'13(Sun)20:39 [ デリー ] CM0. TB0 . TOP ▲
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