見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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メシを求めて、夜のコルカタを彷徨う
とにかく疲れていた。インドの移動はハードだ。早朝のコルカタ行きの鉄道に乗るため、危険を冒して深夜のブッダガヤーを出発したのは、もうはるか昔のことのように思えた。無事コルカタに到着したのはいいが、既に時は次の日の夜になっていた。鉄道が遅れたり、タクシーが道に迷ったりと、いろいろ不具合が重なったとはいえ、長時間の移動は体力を消耗する。

だが、正直言ってそれ以上に腹が減っていた。インドを旅していると、時々しばらくまともな食事にありつけないことがある。こういう場所を旅する時には、とにかく食えるときに食うしかない。いわゆる「食い溜め」というやつだ。ゲストハウスの自分の部屋でガイドブックを見て、宿から比較的近くにあるチャイニーズ・レストランを発見した。なんと、この街にはチャイニーズがあるではないか!荷物を置いて、早速その店に行ってみることにした。

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サダル・ストリート周辺のエリアには、バックパッカー向けの安宿やレストランが集まっている。

夜のコルカタ。なんとも危険そうな響きだが、その危険な響きとは裏腹に、この街の治安はすこぶる良い。その理由の一つが “サダル・ストリート”(Sudder Street)だろう。

この街にはサダル・ストリートと呼ばれる有名な安宿街があって、旅行者向けの宿泊施設やレストランが、このエリア一帯に固まっている。僕のゲストハウスもサダル・ストリート周辺の路地裏にあり、コルカタを訪れる旅行者の大半はこのサダル・ストリート周辺に宿泊することになる。それ故に、夜になっても多くの旅行者が通りを闊歩し、人通りが絶えないので、治安が良いのだ。やはり自分と同じ立場の旅行者が多くいると、不思議と安心感があるものだ。

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狭いが落ち着く、香港飯店の店内。(左)インドのコーラ、サムズ・アップで一休み。(右)

さて、“香港飯店”(Hong Kong Chinese Restaurant)は通り沿いにあり、すぐ見つかった。典型的な大衆食堂で、経験からこういう店は大抵うまい。まずは景気づけの1杯と、ペプシを注文したら、インドのコーラ “Thumbs Up”(サムズ・アップ)が出てきた。まぁインドではよくあることで、むしろペプシが出てくる方が少ないくらい。このサムズ・アップ、コーラのコピー商品かと思っていたら、れっきとしたコカ・コーラの現地法人(Coca-Cola India)の製品のようだ。

サムズ・アップを飲みながら、店内を観察する。中国人が経営しているお店で、見慣れた東洋系の顔立ちのオジサンがせわしなく厨房とホールを行き来している。店内は広くはないし、華美な要素はどこにも見当たらないが、花柄のテーブルクロスがあったりして、好感が持てる。

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エビチャーハン、チキン・ワンタンスープ、サムズ・アップで146ルピー。

ジャン!注文したのはこれ。エビチャーハンとチキン・ワンタンスープ。いや~、うまかったなぁ。なんといっても久々のライス。いやそれ以前に、久々の食い物。ライスに関しては、ターリーを頼むと時々付いてくるので、まったく食べていなかったわけではないんだけど、でもね、やっぱりこういう時のチャイニーズって、ホントにおいしいよ。

ガツガツ食べて、お腹いっぱいになりました。チャーハンは結構ボリュームあって、考えてみたらインドを旅していてレストランの食事でボリューム不足だなって感じたことはあんまり無かったような気がする。これに味をしめて、コルカタではチャイニーズをよく食べた。

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タクシーの上に座って、サダル・ストリートを眺めるオジサン。

満腹になって、サダル・ストリートまで戻り、なんとなくブラブラ歩いてみた。治安が悪く、汚いイメージがあったサダル・ストリート。でも実際に訪れてみると驚くほどきれいな道で、道幅もそこそこあって、想像していたより人通りは多くなかった。この時は夜だから、一部の飲食店以外ほとんど閉まっていたというのもあって、なおさらそう感じたのかもしれない。

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牛がいないと牛糞がない。道は清潔。いいことずくめ。牛には申し訳ないんだけど。

それと、これはサダル・ストリートに限ったことじゃないんだけど、コルカタの街は、しっかりした高さのある西洋調の建物が多く、お店も露店じゃなく一応ちゃんとした店構えになっていたり、他の町ではあれだけ多かったサイクルリクシャーは姿を潜め、黄色いタクシーが主流だったりと、これまでのインドの街と比べて近代的な印象を受けた。なによりも牛がいない。

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数は少ないが、サイクルリクシャーも健在。リクシャーが少ないのには理由が・・・。

実は、それにはいろいろな理由があるんだけど、その辺を今後のコルカタの記事で触れていきたいなと思ってます。この街はなかなか興味深く、そして魅力的な街なんです。

さて、久々の食事にありつき、しかもそれはインドで初めて食べるチャイニーズ。そして、安宿とはいえ、インドで初めてのエアコン付きの部屋。まぁ宿は遅くに到着して、選択肢がなかったからやむを得ずだったんだけど、予期せずしてこれまでのインドの旅で最高の環境に。

コルカタの最初の夜はいい夢が見れそうだ。
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2010'11'30(Tue)20:15 [ コルカタ ] CM0. TB0 . TOP ▲
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