見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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古き王宮前広場、ダルバール・スクエア
ネパール、カトマンドゥ観光の中心的なスポットである、“ダルバール広場”(Durbar Square)。見る前に少しだけネパールの歴史を紐解くと、より味わい深いものになる。

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ダルバール広場の入口付近から “タレジュ寺院”(Taleju Mandir)を撮影。

ダルバール広場は、1979年に世界文化遺産に登録されたカトマンドゥ盆地の7つの史跡や寺院の1つで、これらの史跡・寺院は、老朽化が進んでいる事から「都市計画の不備による伝統建築物の改変や喪失」を理由に、2003年には危機遺産リストにも登録されている。

ダルバール広場のエリアに入場する際は、外国人は入場料として300ルピーを支払う必要があるが、観光客の入場料の一部は、史跡・寺院の修繕費に当てる試みが行われているようだ。だから、特にエントランスなどのないバリアフリーのエリアで、入場料をごまかしてしまうこともできるかもしれないが、ここは一つまじめに支払った方がいいかもしれない。

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広場にある民芸品の店。インパクトのあるたくさんの仮面は、一見の価値あり。

ダルバール”(Durbar)とは「宮廷」という意味で、ダルバール広場は、中世後期(1619年まで)にカトマンドゥ盆地で栄えた、“カトマンドゥ”(Kathmandu)、“パタン”(Patan)、“バクタプル”(Bhaktapur)の三都マッラ王朝時代の旧王宮前広場跡を指す。

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王宮や寺院が建ち並ぶ、ダルバール広場の風景。

三都マッラ王朝時代には、ダルバール広場はカトマンドゥ王国の中心部として栄え、カトマンドゥ、パタン、バクタプルの3都では、当時の王たちが美しさを競い合って広場に宮殿や寺院を建てたため、現在広場に残されている数多くの建築物の装飾はきめ細かく、ネパール先住民ネワール族の芸術文化の粋を凝らしたものばかりで、非常に魅力的だ。

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ダルバール広場の一角にあるカーラ・バイラヴ像(左)と、寺院に施されたきめ細かな装飾(右)。

しかし、三都マッラ王朝時代は、“ゴルカ”(Gorakha)のシャー王朝に征服され、終焉を迎える。元は小王国だったゴルカは、着々と国力を蓄え勢力を拡大し、ついには1769年、ゴルカの王 “プリトゥビ・ナラヤン・シャー”(Prithvi Narayan Shah)がネパール盆地を征服し、カトマンドゥを首都にゴルカ王朝を開いてネパール王国を統治し、現在に至っている。

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ハトでいっぱいの “ジャガナート寺院”(Jagannath Mandir)前の広場。ハトの中心には牛の姿も。

つまり、ダルバール広場という名前は、かつての王宮前広場のことなので、カトマンドゥだけでなく、パタンとバクタプルにも同名の同じようなダルバール広場がある。だから、カトマンドゥでタクシーを拾う際に、単純にダルバール広場と伝えると、パタンやバクタプルにある他のダルバール広場と間違われてしまうこともあるから、タクシーに乗る際には注意が必要だ。

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シヴァ・パールヴァティ寺院の上部には小窓があり、シヴァとパールヴァティが見下ろしている。

ダルバール広場には、“ハヌマン・ドカ”(Hanuman Dhoka)と呼ばれる旧王宮があり、現在は王族は住んでいないが、今でも王族の戴冠式や即位式が行われている。また、“クマリ”(Kumari)という生き神として崇められている少女が住む、クマリの館などもあります。

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カトマンドゥの顔とも言える、ダルバール広場の風景。しかし、なかなかうまく撮れない。

さて、ダルバール広場に到着した僕と先生は、まず王宮向かいの “バサンタプル広場”(Basantapur)にある “Site Office” で、ビジターパスを発行してもらうことにした。ビジターパスの手続きを行うと、本来当日限りのダルバール広場周辺エリアの入場チケットの期限を、延長してもらえる。手続きは無料で、パスポートと適当な顔写真があればOK。

なんと言ってもダルバール広場はカトマンドゥの顔。ダルバール広場らしい写真を撮るべく、様々な角度で撮影してみたが、観光客が多く、なかなかいい感じに撮れず。

“Site Office” で試しにチケットの写真をスタッフに見せて、「この写真はどこで撮影したか分かる?」と聞いてみた。妙な質問に、スタッフみんなでいろいろ意見を出し合い話し合ってくれ、この辺りじゃないかという大まかなポイントを教えてもらった。

教えてもらったポイントを頼りに、周辺の建物を最上階まで登ってみた。エレベーターなどないので、階段をひたすら登るのだが、これが結構しんどい。しかし、なかなかイメージ通りのベストポイントが見つからず、後日改めて撮影しに来ることにした。

というわけで、そのうち記事でダルバール広場のベストポイントを紹介。
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2011'03'10(Thu)21:33 [ カトマンドゥ ] CM0. TB0 . TOP ▲
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