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再生可能エネルギー、日本の歩むべき道
昨日、3月29日の参院予算委員会で行った菅直人首相の答弁の議題に、「エネルギー転換」というのがあった。今回の大震災を機に、日本のエネルギー開発を根本的に見直し、再生可能エネルギーを使用したエネルギー開発に方向転換していくというものだ。

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風力発電プラント。

再生可能エネルギー”(renewable energy)というのは、比較的短期間・自発的・定常的に再生される自然現象に由来し、極めて長期間にわたり枯渇しないエネルギー源(またはそこから発生するエネルギーそのもの、もしくはその利用形態)のことで、簡単に言うと、太陽や風力、水力、地熱、バイオ燃料などの、自然から得られるエネルギー源を利用するというもの。

逆に、“枯渇性エネルギー” というのがある。こちらは化石燃料(石油、天然ガス、オイルサンド、メタンハイドレート等)や、原子力発電などのウラン等の埋蔵資源をエネルギー源として利用するものを言う。今回の原発事故は枯渇性エネルギーによるものだ。(Wikipedia)

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太陽光発電プラント。

管首相は答弁の中で、「今回のことを教訓に、太陽、バイオなどクリーンエネルギーを世界の先頭に立って開発し、新たな日本の大きな柱にしていく」と述べ、福島原発についても「一定の安定状況になった後に専門家の意見を聞いて決めるが、廃炉とする可能性が高い」と、福島原発を廃炉とする方向性を示唆した。(時事ドットコム)

枯渇せず、半永久的な利用が可能で、エネルギー自給率の向上、調達コストの削減、環境に優しいなど、いいことずくめの再生可能エネルギーだが、その一方で短所もある。風力や水力を利用した発電はその性質上、施設の建設場所が限定され、バイオエタノールの転用は穀物や果実を高騰させ、地熱は温泉を利用するため観光業に影響を与える他、太陽発電も時間帯による出力変動や資源分布地域が不安定であるなど、まだまだ技術的な課題が残っている。

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水力発電プラント(左)と、地熱発電プラント(右)。

太陽や風力などの発電は、現在実験的に日本の各地で行われている。しかし、今回の震災が日本のエネルギー開発を見直すきっかけとなり、環境に優しいクリーンエネルギーを使用したエネルギー開発がより活発になることで、日本の新しいエネルギー供給形態への道が開かれるのだとすれば、これほど素晴らしいことがあるだろうか。僕はこのニュースを見て、日本の進むべき道、方向性が分かったような気がして、うれしくなってしまった。

いつの日か歴史の教科書に、「日本は大震災を機に、世界に先駆けて再生可能エネルギーを使用したエネルギー開発に取り組み、世界有数の環境大国へと変貌した」と記されることがあるかもしれない。そうなれば、震災で失われた多くの犠牲者の命も無駄ではない。

いや、決して無駄にしてはならないのだと思う。
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2011'03'30(Wed)20:59 [ 東日本大震災 ] CM0. TB0 . TOP ▲
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