見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
07≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303108/ ≫09
インド、男子偏重が人口統計に影響
インドの最新の人口調査により、男子偏重の文化傾向が人口の男女比率に影響を与えているというのです。どうやらインドの古い慣習に原因があるようです。

slumdog40911-1.jpg
(Slumdog Millionaire)

以下、4月8日のAFPより抜粋。

男子偏重傾向のあるインドで最近行われた人口調査によると、男子に対する女子の比率が1947年のインド独立以来、最低となった。10年前の調査では、6歳未満の男子1000人に対し927人だった女子は、今回調査では914人に減っていた。それに対して、世界平均の男女比率は逆転しており、男子1000人に対して女子1050人。この間のインドの経済成長にもかかわらず、女子を持つことに対する社会的偏見が根強いことが示される結果となった。

インドでは結婚する際、女性は莫大な持参金が必要なため、家庭にとって女子は負担とみなされることが少なくない。このため古くは女児のうちに殺してしまう例が長いことあった。一方、現代では医療技術の発達を背景に、女児だと分かった段階で中絶してしまう例が増えている。胎児の性別による中絶は違法だが、超音波による性別判定検査は10ドル程度と安価で簡単にできる上、明るみにも出にくいため後を絶たない。英医学専門誌ランセット(The Lancet)の2006年の研究によると、インドでは推定で毎年約50万人もの女子の胎児が中絶されている。

急速な経済発展によりインド社会が豊かになる中、歴史的な男子偏重は消えていくとの期待もあるが、まったく逆だという声もある。ジャワハルラル・ネール大学の人口統計学者P.M. クルカルニー氏は「裕福なインド人ならば性別検査はしないというのは誤解。富裕層の中には、自分たちは子どもの性別を選ぶ権利があると思っている人たちさえいる。女児を救うためには、社会や物の見方、人びとの態度が変わらなければなりません」と話している。(AFP)

Mumbai40911-2.jpg
ムンバイにある、世界最大規模のスラム(Gregor Brown)

近年、インドは目覚ましい経済成長を遂げているが、その背景には爆発的な人口増加や、それに伴う格差社会、不十分なインフラ整備など、深刻な問題が課題となっている。そして、そこにはヒンドゥー教など「宗教」に端を発する古い慣習が今なお根強く残っていることが大きく影響しているように思う。経済の発展に対し、古くからの宗教的慣習が足を引っ張る格好になっている。改変には国民意識の変化が不可欠で、なかなか根深い問題なのかもしれない。
関連記事









exclusive60g.png

2011'04'09(Sat)20:18 [ 人口・環境問題 ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://thegoldexp.blog99.fc2.com/tb.php/482-7886c16b
trackback