見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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NASAが開発する次世代宇宙服
1969年7月20日、アメリカ合衆国のアポロ11号計画により、人類は初めて月面に降り立った。それから40年あまりの年月が過ぎ、今や人類は火星に降り立とうとしている。

そんな中、宇宙空間で活動するための宇宙服の開発が活性化しているようだ。

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NASAが開発中の “Bio Suit” と呼ばれる次世代宇宙服。(National Geographic)

上の写真は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の宇宙航空学者デーバ・ニューマン氏が設計した次世代宇宙服 “バイオスーツ”(Bio Suit)。まだ開発段階ではあるが、見ての通り身体に密着するタイトフィットで、従来のボテボテと着ぶくれした宇宙服のイメージから一変し、柔軟かつ機動力を感じさせる、非常に洗練されたデザインが特徴だ。

これは従来の宇宙服に採用されていたガス与圧構造から、身体全体に特殊素材の層を密着させる弾性繊維による加圧システム(MCP:mechanical counterpressure)を採用した構造によるものだそうで、開発者のニューマン氏は、「現時点ではまだ宇宙旅行に使用できる段階ではないが、あと10年もすれば実用レベルのプロトタイプが完成するだろう」と話している。

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1964年に撮影された、宇宙服 “G3C” に身を包むジェミニ3号のクルー。(National Geographic)

一方で、大手宇宙服メーカー “ILCドーバー” のビル・アイリー氏は、「理論上は、真空の宇宙空間で宇宙飛行士が必要とする圧力を維持できる。しかし、実用化は無理だと思う。宇宙服は圧力だけでなく、保温や熱遮断といった温度面での問題など、過酷な環境に起因するさまざまな困難に対処する必要がある。宇宙飛行士を守る万能な素材は存在しない。結局、要件に応じた素材を重ねることになり、タイトな宇宙服の利点は失われてしまうだろう」と懐疑的だ。
(National Geographic)

次世代宇宙船に次世代宇宙服と、人類の宇宙開発は着着と進んでおり、そう遠くない未来に苛酷な宇宙空間で快適に滞在できる時代がやってくるのかもしれない。まだ開発段階ではあるが、以前の記事で紹介した次世代宇宙船 “スカイロン” や、今回の次世代宇宙服 “バイオスーツ” のデザインを見ていると、人類の新たな宇宙時代を予感してしまう。


関連記事: 新宇宙時代到来、次世代宇宙船 “スカイロン”
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2011'05'07(Sat)19:42 [ Outer Space ] CM0. TB1 . TOP ▲
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2016/12/05 14:14