見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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パタンの下町と古き寺院
カトマンドゥ最古の都、パタンのダルバール広場の南には、ネワール建築の粋を集めた古き寺院が立ち並ぶダルバール広場から一転し、素朴な庶民の街が広がっていた。

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ダルバール広場の南側には、庶民の街が広がっていた。

旅行者や観光客がパタンのダルバール広場を訪れる場合、街の北西にあるパタン・ドカをくぐってやってくるせいか、おそらく大半の旅行者は街の南側を訪れないのだろう。そのせいか南側のエリアは道も舗装されていない雑多な雰囲気で、地元の人たちで賑わっていた。

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素朴な下町は、インドの街並みとよく似ている。

飾り気のない下町の街並みだが、そこに本来のネパールらしい表情があるような気がした。このエリアだけ見れば、インドの街に雰囲気が非常に近いので、妙に懐かしい感覚もあった。僕と先生は、近くの建築物の上に登り、高台から街の風景をしばらく眺めた。

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道端で乾物やスパイスを量り売りする少年。(左)うたた寝する雑貨屋のおじさん。(右)

さて、しばらく南側のエリアを散策した後に訪れたのが、ダルバール広場の北側のエリアにある “クンベシュワール寺院”(Kumbeshwar Temple)。クンベシュワール寺院は、パタンに現存する寺院の中で最も古い寺院で、寺院周辺はパタンでも最も古い地区なのだという。

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日本の五重の塔にそっくりなクンベシュワール寺院の五重の塔。

クンベシュワール寺院は1392年、マッラ朝ジャヤシッディ王が建立したシヴァ神を祀る寺院で、ネパールでは数少ない五重の塔を持つ寺院。この寺院の五重の塔は、日本の法隆寺や東寺など、日本各地にある五重の塔とよく似ている。実はこうした仏塔は、紀元前3世紀頃からインドで造られはじめたストゥーパに起源があり、半球形のインドのストゥーパが中国に伝わり、楼閣建築のスタイルを取り入れ高層化し、朝鮮半島を経て日本へと伝えられたのだそう。

日本人にはすっかりシンボル的な建築物になっている五重の塔は、元々はインドが起源なので、インドの隣国ネパールの仏塔が似ているのはそのせいかもしれない。そういえば、ダルバール広場などにある塔も五重でこそないが、建築物としての雰囲気は日本の仏塔とよく似ている。建築スタイルにどこか日本と通じるものがあるというか、親近感を感じるのだ。

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ゴールデン・テンプル入口の石像。他の寺院とは明らかに風情が違っていた。

ところ変わって、クンベシュワール寺院にほど近い場所に、“ゴールデン・テンプル”(Golden Temple)という名前の仏教寺院がある。その名の通り、金色に輝く本堂と仏像があるというのだ。“Golden Temple” の標識と、入口の門の石像に誘われて入ってみることに。

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金色の装飾が施されたゴールデン・テンプルの本堂。

入口から奥の本堂のある中庭へと進むと、金箔に覆われた本堂が姿を現した。僕たちが訪れた時は本堂は修復中で、建物の周りに型枠が設置されていたが、この寺院に独特の世界観があり、装飾が際立っているのがよく分かった。先ほどのクンベシュワール寺院とはまた趣は異なるが、この寺院の本堂も日本の寺院建築とどこか通ずるものがある。

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本堂の周りをぐるりと歩いてみる。仏像をはじめとする敷地内の装飾は、非常に魅力的だ。

この寺院は、12世紀にバスカル・バルマ王によって建てられたとされているが、現在の建物は19世紀に貿易に成功したパタンの商人によって建てられたものだと言われている。一般的にはゴールデン・テンプルと呼ばれているが、正式名は “ヒラニャ・ヴァナル・マハヴィハール寺院” という名で、チベット仏教徒にとって重要な寺院なのだそうだ。

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ボードゲームをして遊ぶ子供たち。ネパールではまだまだアナログが主流。

建物の奥で、子供たちがボードゲームをして遊んでいるところをパチリ。すごろくのようなゲームなのかな。今の日本の子供たちはすっかりTVゲームが主流だけど、ネパールではまだまだアナログな遊びを楽しんでいるようです。僕の子供の頃・・・ちょうど写真の彼等くらいの頃は、ギリギリまだアナログの時代でした。まだなかったんですよね、ファミコン・・・。

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石畳の細路地にあるお面を売るお店。インテリアにどうかな?

さて、この界隈には旅行者向けの民芸品のお店があるので、見ながら散策するのも楽しいかもしれない。個人的にはお面屋が好き。神様を象ったお面なんだけど、カラフルで迫力満点で、見ているだけでも楽しい。ホントは買いたかったんだけど、飾る場所が考えつかずに今回は見送ってしまった。後になってちょっと後悔。今度訪れた時は買いたいな。
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2011'05'14(Sat)00:23 [ カトマンドゥ ] CM2. TB0 . TOP ▲
COMMENT


おお!パタンの南側はこんな感じなのですか!?
なんか素朴な感じですね~。僕もしばらく通りを
眺めていたい感じです。

パタン、所々に観光客のチェックポイントがありましたけど、
僕が行った時は夕方四時頃だったかな?
誰もいなかったので入場料がタダでした(笑)

パタンのダルバール広場が一番好きかも!

chempakaでした!
2011/05/15 18:40  | URL | chempaka #- [edit]


chempakaさん、こんにちは!

パタン、chempakaさんも行かれたんですね!

夕方四時頃との事なので、もしかしたら入場料をチェックする人が
いなかったのかもしれませんね~。

僕は午前中に訪れたので、入場料を支払っているはずなのですが、
いかんせん記憶が曖昧で、良く覚えていないんですよね。

僕もパタンのダルバール広場の方が、カトマンドゥのダルバール広場
より味があって好きですね。

街の雰囲気もいかにも古都という風情で、歩いていて楽しかったです。
2011/05/15 20:40  | URL | Garyo #- [edit]
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