見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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ポカラの夜
ネパール、ポカラで過ごす夜の時間は格別だ。リゾートだけあって、メイン・ストリートには欧米人好みの洒落たレストランやカフェがひしめいている。店内からもれる灯りを楽しみながら、街を歩く。気が向いたらレストランに入り、食事を楽しむ。何とも贅沢な時間だ。

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太陽が山の合間に沈んでいく瞬間。

夕方、僕と先生は、フェワ湖の湖畔を散策した。特別狙ったわけではなかったが、ちょうどフェア湖を囲む山々に、太陽が沈みはじめる時間帯だった。ポカラの景色が最も美しく見える、一番良い時間帯の一つだ。短い時間だったが、僕たちはサンセットを楽しんだ。

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太陽が沈んだ直後の空は、紅く染まっていた。

太陽が山の陰に隠れると、空は一層紅く染まった。湖に静けさが漂う。同じサンセットでも、これがインド・ヴァラナシであったなら、沐浴をする人たちや祭事を見学する人たちでごった返しているに違いない。穏やかで静かな空気が、ポカラの魅力なのかもしれない。

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ネワリ・キッチンの店内から夕暮れ時の湖を望む。

お腹が空いたので、僕たちは近くにあるレストランに入った。湖畔のキャンプ場前にある、“ネワリ・キッチン”(Newari Kitchen)だ。夕食の時間帯には少し早かったのか、はたまた過剰なリゾート開発で店と客の需要と供給が崩れたせいなのかは分からないが、客は僕たちだけだった。僕たちは店の奥のフェワ湖が眺められる特等席に座った。独特の形状の窓際の一角だけ、テーブル席ではなく座席になっていて、どことなく和の要素を感じた。

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チャタモリ(左)とウォー(右)。米粉と豆粉、使用する粉の種類は違うが、味の方向性は近い。

僕たちが注文したのは、“チャタモリ”(Chatamari)と “ウォー”(Wo)。ネパール風ピッツァとお好み焼きのような食べ物で、どちらもなかなかお目にかかれないので興味があった。

チャタモリは米粉の生地に野菜や肉、卵をトッピングして焼いたもので、ウォーは豆粉に野菜や肉、卵をミックスして焼いたもの。個性的な見た目とは裏腹に、味は素朴でどこかで食べたことがあるような感じだ。作り方や使用する食材が似ているせいか、味の方向性は近かった。

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日没後の湖畔では、まだ子供たちが遊んでいた。時折子供たちの叫び声が聞こえる。

日没からしばらく時間が経ち、徐々に夜の帳が下りはじめていた。夕陽の紅と、夜の碧が混ざったグラデーションの空。僕はこの時間帯が好きだ。僕たちは、時折子供たちが遊ぶ声がこだまする湖畔を眺めながら、しばらくのんびりとした時間を過ごした。

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カフェ・オリーブのネオンに誘われて・・・。客層は欧米人がメインだ。

レストランから出ると、もうすっかり夜だった。メイン・ストリートに軒を連ねるレストランやカフェのネオンを眺めながら、夜のポカラを歩いた。日中は土産物屋が目立ったが、夜になると静かな通りは繁華街へと様変わりする。日中に比べて、旅行者の姿も多く見かける。どことなく街の雰囲気が、バリの “ウブド”(Ubud)とよく似ているなと思う。

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絞りたてのレモンで作ったレモネードが、疲れた身体に染み渡る。

僕たちは、しばらく夜のメイン・ストリートを歩いた。店内からもれる灯りに誘われて、通りにたくさんある洒落たカフェの一つ、“カフェ・オリーブ”(Cafe Olive)に入った。先生が注文したレモネードは、ちゃんと絞りたてのレモンで作られていて、濃厚でうまい。

ポカラは、「リゾート」と言うほど高級リゾートな雰囲気の街ではないが、穏やかで素朴な街並みは心が和む。街には洒落たレストランやカフェがたくさんあるから、きっとこの街に滞在するなら1人より2人の方が楽しいだろうなと思った。カフェのテーブルに置かれたロウソクの炎が、時折風で揺らぐのを見つめながら、静かな夜の時間を過ごした。
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2011'07'27(Wed)19:46 [ ポカラ ] CM0. TB0 . TOP ▲
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