見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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“Tiger In My Heart”
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鎌倉のお寺にいた頃の、元気なとらの姿。

とら” がいなくなって3日が過ぎました。少しでも早く立ち直らなければいけないとは分かっているのですが、何をするにも手がつかない状態です。

ふと気付くと、とらと出会い、鎌倉のお寺に通った日々のことを、そして我が家にやって来て、一緒に過ごした夢のような時間を、何度も何度も思い出します。でも、僕の心をギュッと締め付けるように回想するのは、とらの最後の瞬間です。僕にとってあの瞬間は、あまりにも唐突で、衝撃的で、心に、目に、焼き付いてしまっているんです。とらを引き取った時から、いつか・・・近い将来、こんな時が訪れるのは分かっていたはずなのに、いざいなくなると、寂しくて、悲しくて、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。


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お寺の本堂で、気持ち良さそうにうたた寝をするとら。

あまり自分のことに触れたくはないのですが、僕には両親がいないので、きっとそんな自分の空白部分をとらが埋めてくれていたんだと思います。そして、親も兄弟もいない野良ネコのとらが、お寺で1匹で頑張って生きている姿に、憧れていたのかもしれません。

鎌倉のお寺にいた頃のとらは本当に魅力的で、頭が良く、スターとしてのカリスマ性を備えていました。お寺には他にも30匹近いネコがいるのですが、その中でもとらは別格な存在で、毎日多くの人が、とらを目当てにお寺を訪れていました。そもそも、野良ネコの境遇で、20年近く生きると言うこと自体普通ではなく、にも関わらず、その頃のとらは、健康的なかわいらしさから、お寺を訪れる観光客はよく子猫と間違えていました。そんなとらと観光客のやりとりを横目で見ながら、いつも「ホントは老ネコなんだけどな~・・・」と笑っていました。

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お寺の一角にある稲荷神社は、とらが寝起きしていた秘密の場所。

ネコ雑誌や写真集などに時々掲載されるとらの写真を探すのも、楽しみのひとつでした。とらの写真を見つけると、まるで自分のことのようにうれしくなりました。

だから、とらの状態が芳しくないという話を、親しくしているボランティア団体の人から聞いた時、ショックではありましたが、迷わずとらを引き取る決心をしました。とらが我が家にやって来た時、あのお寺のスター、お寺のネコたちの女王だった “とらちゃん” と一緒に暮らせるんだと、興奮したものです。そして、すぐにとらは我が家でもスターになりました。

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5年前、怪我が治るまで、一時的に預かった時のとら。

とらがいなくなってからの数日間、寂しさ紛れに、これまで撮影したとらの写真を集める作業をしました。6年にも及ぶ写真は、整理するだけで骨が折れるほど大量でした。知り合った時から順を追ってとらの姿を見ていくと、我が家にやって来てからいかにやせ衰えていったのかがよく分かります。一生懸命生きようと頑張っていたんだなと思います。とらを見てくれていた獣医の先生が言うように、正しく全身全霊で最後の一片まで生きたのだと思います。

とらと過ごした7ヶ月半はなんだか夢のようで、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
楽しかったね、とらちゃん」「一緒に過ごしてくれて、ホントにありがとう

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2011'08'05(Fri)00:51 [ Love Cat ] CM0. TB0 . TOP ▲
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