見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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ポカラの午後は、飲んで食って、迷って、また食って!?
僕たちがサランコットの丘からポカラの町に戻ってきたときには、すっかり午後になっていた。腹が減っては戦はできぬということで、遅めの昼食を食べに行くことにした。

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タカリ・ターリーは180ルピー。ダルバートはネパールの基本食だ。

ポカラの本格ネパールレストラン、“タカリ・キッチン”(Thakali Kitchen)。メニューは比較的リーズナブルな値段帯なのだが、民家を改装したような造りの店内は、落ち着いた雰囲気で、やや高級なプライベート・レストランといった佇まい。注文したのは、もちろん “ダルバート”(Dhal Bhat)。ダルバートは以前の記事(ネパールを食らう)でも紹介したが、ネパールの国民食だ。ネパールを旅すると、あらゆる場所で食べることになる。

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オマケでライスの上にディロを付けてもらった。ディロは・・・なんというか無機質な味です。

見ての通り、盛り付けがきれいで、おかずのバリエーションもバッチリ。先生も僕と同じタカリ・ターリーを注文したのだが、試しに “ディロ” を付けてもらった。ディロは、トウモロコシやシコクビエなどの粉を熱湯で練ったもので、写真の白いライスの上にあるグレーの練り状の物体。本来はライスの代わりに食べるもので、セットだとライスかディロを選ぶんだけど、お店の人に興味があるって話したら盛り付けてくれた。たぶん日本人はライスが好きだと思うけど・・・。あ、そうそう、ダルバートの味は完成度が高くてすごくおいしかった。

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自転車でポカラ郊外を散策。しかし、時刻は夕方に・・・。

タカリ・キッチンでゆっくり昼食を食べてホテルに戻ると、いつの間にかすっかり夕方に近づいていた。僕たちはレイクサイドの目抜き通りにあるレンタルサイクル屋さんで自転車を借りて、ポカラ郊外を散策することにした。あまり難しいことは考えず、「目指すはオールドバザールだ!」くらいの軽い気持ちで自転車をこぎ始めた。 “オールドバザール”(Purano Bazar)は、かつて交易で賑わっていた古いバザールの通りで、地図上ではポカラの北3~4㎞くらいの場所に位置している。3~4㎞は、歩きなら難儀だが、自転車ならすぐの距離だ。

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日没がせまり、やむを得ず引き返すことに。変化の乏しい道が、延々と続く。

だが、それは間違いだった・・・。そもそも夕暮れ時の時間帯な上、道はどこまでもいっても延々と代わり映えのない国道が続いている。その上、時折上り坂なんかがあったりして、途中まで進んだところでまったく先が見えなくなってしまった。しかも、まだ行きなのにも関わらず、太陽は今や沈もうとしている。さすがにこれでは着いた頃には暗闇だ。いくら治安のいいネパールとはいえ、暗闇の国道をむやみやたらと彷徨うのは危険だ。やむを得ず、僕たちは日没後のまだなんとか視界が確保できる間に、帰路についた。うーむ、無念。

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夜になると賑わうポカラの町。洒落たレストランがたくさんある。

さて、ポカラの町に戻ってきたときには夜の帳が降りて、すっかり暗くなっていた。メイン・ストリートは、いつものようにレストランや商店のネオンで賑やかだった。ある意味、この町は夜の町なのかもしれない。昼食が遅かったので、なんだか食べてばかりのような気もしたが、この町で夜できることといえば、飲んで食べることに尽きる。そんなわけで、洒落たネオンの灯りに誘われて入ったのが “ムーン・ダンス” (Moon Dance)というレストラン。

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アメリカ時代から大好物のレモン・メレンゲパイ。愛すべき食べ物です。

連日何度か店の前を通りながら気になっていた店だ。店内は欧米人客で賑わっていた。日中は静けさの漂うメイン・ストリートなのだが、夜になると急に現れ町を闊歩する欧米人旅行者たち。一体どこにいっていたのだろうか、とっても不思議に思う。

僕はといえば、店に入って真っ先に頼んだのは夕食のプレートではなく、なぜか “レモン・メレンゲパイ” なのだった・・・ハハハ。アメリカ時代からの思い出の食べ物で、いつもメニューで探してしまうのですが、なかなかないんですよ、レモン・メレンゲパイ。で、メニューを見たらめずらしくあったので、これは食べねばイカンなと思い、即注文した次第。

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こっちはラザニア。インド・ネパールを旅してると、時々こういうのホント食べたくなる。

久しぶりの懐かしい味を堪能した後は、なぜか “ラザニア”。なんかね、きっとフラストレーションが溜まっていたんですよ、食事的に。でね、この店って変わったモノばかりあるから、つい。
まぁ変わったモノというか、こっちの方が日本人的には普通なんだけど・・・インドではまったく食べることのできなかったものばかりなので、新鮮だったんだよな~。あぁ味、味。レモン・メレンゲパイは◎。ハズレのない味だった。ラザニアは△。インドほどじゃないけど、だいたい見ての通りという感じで。インドははずすとハンパないんで・・・それに比べれば数段マシ。

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店内は欧米人客が大半。そういえば東洋人の姿は見えなかったな~。

その夜は二人で何を話したんだろう、よく覚えていないけど、日中の疲労感がドッと出て、なんだかまったりとした時間を過ごしたのだけ記憶に残っている。飲んで、食べて、なにやらよく覚えていないことを話して、笑って。いつしか、もうここがネパールの、ポカラという湖のほとりにある町だなんて、まったく思えなかった。周りには欧米人しかいないし、食べ物も思いっきり欧米風。なんだかアメリカの田舎町を旅してるような錯覚を覚えた。

ポカラの町の片隅で、とりとめのない話をしながら、夜は更けていくのだった。


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2011'08'24(Wed)22:18 [ ポカラ ] CM0. TB0 . TOP ▲
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