見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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ヒマラヤ・トレッキング、山の上で暮らす人々
雄大なヒマラヤの山々をバックに、アンナプルナを歩くヒマラヤ・トレッキング。ポカラ近郊の “フェディ”(Phedi)からスタートした僕たちは、山の尾根をひたすら歩き続けた。

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地元住民に神聖視されている、マチャプチャレの勇姿。

僕たちが進む進路の前方・斜め右手には、迫力ある “マチャプチャレ”(Machhapuchhre)のシルエットがあった。サランコットの頂上から見た時よりもグッと近く、大きく見えた。山頂が鋭角に尖り、実に絵になる山だ。標高は6993mと、ヒマラヤの山々の中ではそれほど高くない。

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ヒマラヤの山々を背景に、ひたすら山の尾根を進んでいく。

麓から山の尾根まで登ると、また違った世界が広がっていた。集落というほどではないが、民家のようなものが点在し、子供たちの姿も見える。ここは旅行者にとっては山であり、トレッキングの場所ではあるのだが、この場所に暮らす人たちもたくさんいるのだ。

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前方から元気な子供たちの姿が。やあ、調子はどうだい!?

いつの間にか道は石造りではなくなっていたが、きちんと整地され、歩きやすい道だ。前方から子供たちが歩いてきた。カメラを向け、コミュニケーションをとると、笑顔がはじけた。子供たちの姿を見れば、その土地がどのような土地なのかよく分かる。

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山の斜面を利用して作られた田園風景。ネパールの象徴的風景だ。

周囲の山の斜面は、段上に作られた畑が広がっていた。ネパールの主産業は農業なだけあって、ネパールを旅すると、田園風景はあらゆる場所で目にする。

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どの家にも畑があって、米や野菜などの農作物を収穫して暮らしている。

ネパールは、経済的には後発開発途上国という位置付けではあるが、この国を旅していると、インドのような極度の貧しさは感じられない。木や石といった天然資源を活用し、農業によって収穫された米や野菜などの農作物がネパールの人々を支えているからだろう。

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石造りの道と塀。どことなく沖縄の離島を彷彿させる、独特の風景だ。

歩いていると、徐々に民家が増えてきて、いつのまにか集落の中を歩いていた。しっかりとした石造りの道と、塀の中を進む。一軒一軒の民家には、じゅうぶんなスペースがあって、どの家にも畑があるようだった。素朴で質素だが、ゆとりを感じる。

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階段も石造り。丁寧に石を積み上げて作られている。

おそらく人々の生活の基本は自給自足なのだろう。日本のように身近な場所に商店や食堂などの商業施設がない山奥の農村では、畑を耕し、収穫した農作物で生活をしていかなければならない。ある意味昔ながらの人間の生活スタイルがそこにあった。

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畑仕事は男性より女性の仕事なのだろうか。不思議とあまり男性の姿を見なかった。

村の中を歩いていると、畑で収穫をする女性の姿があった。穏やかな風が、豊かに実った新緑の稲穂を揺らす。長時間のトレッキングで少し汗ばんでいた身体から、スッと汗が引いた。

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ヤギの一群が道をふさいでいた。ヤギの後ろを歩くのはなかなか大変だったりもする・・・。

村の外れを歩いていると、前方にヤギの群れが。羊飼いならぬ、山羊飼いの少年が、ヤギの群れを先導していた。僕たちは、しばらくヤギたちの後ろについて歩いた。

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一軒の家に、これだけの動物たちがいるのだから驚く。

ふと道脇の民家に目を向けると、家の入り口にニワトリやヤギなど、大小たくさんの動物たちの姿があった。彼らの生活を支える動物たちだ。動物たちにも自由があるようだ。

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見晴らしのいい場所で景色を眺める。

歩いていると、時折見晴らしのいい場所に出る。周囲を山々に囲まれた、のどかな風景を眺めながら、いろいろなことを考える。ネパールを旅すると、「豊かさ」とはなにかを考えさせられる。日本や欧米諸国の豊かさとはまた違った豊かさが、ここにはあるのだ。


  
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2011'09'10(Sat)00:55 [ ポカラ ] CM2. TB0 . TOP ▲
COMMENT


おはようございます
ポカラは良いところですね
エベレスト街道とは少し違って長閑ですね
南米が終われば訪れたいと思います
それでは又お伺いします
2011/09/10 07:08  | URL | ロボタン #.LARi0hY [edit]


ロボタンさん、はじめまして!

僕はインドから訪れたので、穏やかなネパールの気風は、
ずいぶんリラックスできました。

ポカラはカトマンドゥと比べても、のんびりした空気の
町です。ぜひ訪れてみてください。

登山の旅、素敵ですね!
2011/09/10 09:48  | URL | Garyo #- [edit]
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