見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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パンガン島、沈む太陽
バンコクを夜行バスとボートに揺られて数百キロ、タイ南部・タイ湾西部に位置する “パンガン島”(Koh Pha-Ngan)に、僕と先生は無事上陸することができたのだった。

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舗装されていないラフな道が続く。あまりリゾート開発されていないのがパンガン島の魅力だ。

うわっ!?」エクスプレスボートを降り、パンガン島の船着き場から、島の中心部 “トーン・サーラー”(Thong Sala)へと向かうジープの上で飛び跳ね、思わず声を出した。なにせジープは完全に定員オーバー。その上、路面は舗装されていないラフなデコボコ道だ。

僕はスタンドポジションで、ジープ後部のバーにしがみつき、振り落とされないように必死だった。かろうじてジープ後部に立ち乗りしている状態なので、バーから手を離せばサヨウナラだ。目の前には、ボートでも一緒だったちょっとパリス・ヒルトン似のスペイン人の女の子。リゾートだけに、トップスはビキニで露出は高め。スペイン人なのに、珍しく英語がネイティブ並だった。車内には開放的な空気が流れ、道中は旅の話で盛り上がった。好んでパンガン島を訪れるのは大抵バックパッカーなので、同じバックパッカー同士、会話も弾む。

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久しぶりにありついた食事。インドカレーが最高にうまかった。チキンと豆と、えーとなんだっけ・・・。

ジープを降りる頃には皆和気藹々とした雰囲気になっていたが、とりあえず解散。僕たちはなにはともあれなにか食事をしようと適当なレストランに入った。バンコクを出たのが前日の午前中で、既に丸1日が経過していたが、その間まともな食事にありついていなかった。

注文したのはインドカレーのプレート。3種類のカレーに、ナンとライスが付いていて、改めて写真を見てもなかなか贅沢なプレートだ。空腹だったのもあるが、味もしっかりしていてうまい。もちろん “シンハー・ビール”(SINGHA BEER)で乾杯。これぞ旅の醍醐味だ。

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崖の上から見下ろすと、タイ湾を望む絶景が広がっていた。

食事をしてお腹が満たされたら、次は今夜の宿泊先を探す。メインビーチの “ハート・リン”(Haat Rin)周辺には、雰囲気の良い手頃な値段のコテージが集まっている。時刻はすっかり夕刻に近づいていた。なんとか明るい内に宿を決めておきたかった。

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グラスグリーンの屋根が印象的な、フア・レーム・リゾートのコテージ。

最終的に僕たちが選んだのは、“フア・レーム・リゾート”(Hua Laem Resort)という、崖を利用して建てられた、高台にあるコテージ。簡素な造りではあるが、テラスにはハンモックがあって、なかなか快適そうだ。宿泊料金も比較的リーズナブルな部類だと思う。

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コテージのテラスから崖下を見下ろす。

このコテージの魅力は、なんと言っても高台のテラスから見下ろす絶景。向かって左手には、メインビーチのハート・リンが一望できるし、右手には壮大なタイ湾が広がっている。真下は岩場だが、岸壁にコテージが点在していて、何とも言えない情緒がある。

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タイ湾に沈む、金色の太陽。いつになく不思議な色彩だった。

コテージに荷物を下ろして、久しぶりのシャワーを浴びる。お湯も出ないし、水回りの使い勝手はお世辞にも良いとは言えないが、ずっと安宿を利用してきたので、こんなものかなと妙に納得してしまう自分がいた。シャワーを浴びてリラックス気分でテラスのハンモックへ。

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心に残る、パンガン島の日没の瞬間。雲があったが、それが独特の表情を生み出していた。

そこには絶景が広がっていた。先ほどまで雲がかっていた空の合間から、不思議な色合いの太陽が、ゆっくりと水平線に向かって沈もうとしていた。辺りには静けさが漂っていた。時折、さざ波の音だけが聞こえてくる。ぼんやりと美しい日没を見つめているうちに、旅の疲れのせいか妙な眠気に襲われ、僕はハンモックに揺られながら、いつの間にかうたた寝をしていた。


  
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2011'11'03(Thu)18:39 [ タイ南部・タイ湾 ] CM0. TB0 . TOP ▲
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