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世界で最も汚染された8つの地域
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悪名高い中国の都市、リンフェン。一目で尋常ではない環境なのがよく分かる。(China Mike)

世界には、政府が汚染されている事実を認識していながら、何の対処もされずに放置されたままの「汚染地域」(Polluted Places)と呼ばれる場所が幾つも存在している。地域によっては、取り締まりが緩いために住み続ける人々、もしくはそこにしか住むことができない貧困層の人々も数多くいるため、汚染が及ぼす健康被害は年々増え続ける一方なのだという。 今回は様々な環境問題をとりあげている “Green-Buzz.net” が選んだ世界の8つの汚染地域を紹介。


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1. ウクライナ・チェルノブイリ

ウクライナ・チェルノブイリで1986年に起きた原発事故は、史上最悪といわれる核災害をこの地にもたらし、それ以降ウクライナの町は「世界で最も汚れた地」ランキングの上位に常に位置している。事故は、何百万人もの住民にとてつもない身体的・精神的被害をおよぼした。現在生まれてくる子供たちにも未だ障害児が多く、またガンの発症率も事故後急激に上昇して以来、今もなお高いままだ。

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2. ペルー・オロセ

ペルー・オロセという、人口わずか35000人ほどの小さな町は、高く美しいアンデス山脈の麓に位置しているが、土地は決して美しいとはいえない状態だ。その原因は、アメリカ・ミズーリ州に拠点を置く「Doe Run」という金属加工会社。会社から排出される金属によって、人々は長年肺病や早死で苦しめられており、土地に行きづく植物たちも硫黄交じりの雨のせいで死に絶えてしまった。

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3. アゼルバイジャン・コーカサス地域、サムガイ

アゼルバイジャン・コーカサス地域に位置する、サムガイは、旧ソビエト連邦時代に産業と石油工業でめざましく発展を遂げた街。しかし人々は今なお、その代償を体で払い続けている状態にある。子供たちは骨病や精神遅滞などの遺伝的な障害に苦しんでおり、またこの地のガン発症率も同国の他の地域に比べて50%も高い。

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4. アフリカ・ザンビア、カブウィ

アフリカのザンビアにあるカブウィでは、かつてこの地の産業不全による生活水準の低下を改善する為に招き入れたのが、94年まで世界で最も大きな精錬業者のひとつと言われた金属加工系企業だった。現在、この企業が排出した汚染によるとみられる、神経および脳障害が子供たちを中心に急増している。この企業が抱えているカブウィの人々に対する損害賠償額は、かつて得た利益よりもはるかに大きい。

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5. ロシア・ノリルスク

旧ソビエト連邦だった地にあるもうひとつの世界有数の汚染都市、ロシア・ノリルスクは、北極圏より上にあるただひとつの汚染地であり、生活するには耐えがたい場所といわれている。かつて産業都市として栄えたノリルスクは、今や生きた草は街の中心半径30キロ以内に見当たらず、唯一生存を確認できた植物は49キロも離れたところにやっと生えた木1本のみ。この地を半径60キロまで汚染し尽くしたのはオロセやカブウィと同業種である精錬業者で、企業は汚染を縮小させることを約束しているものの、未だ実行されていない。

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6. 中国・リンフェン

環境汚染大国・中国の都市リンフェン。数多くの汚染が問題になっている中国の中でも最も汚染されていると言われているのが、300万人もの人々が暮らすリンフェン。石炭産業の急増により地域が好景気に沸く一方で、朝夕関係なく煙に満ちた大気や、化石燃料から出るヒ素が飲用されてしまうことなどに、住民は怒りと不満を持っている。

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7. メキシコ・メキシコシティー

メキシコ・メキシコシティーの汚染は他の汚染地域のように、環境に無責任な企業が起こしたものではない。メキシコシティーには400万台の車を運転する2000万人の市民が居住しているため、世界で最も汚染された地域のひとつとされるのに十分な量のスモッグが排出されてしまうのだ。その汚染度は、科学者たちが「10%でもスモッグを減らせれば、住民の寿命が1年伸びる」と口を揃えるほど。

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8. セネガル・ダカール、ハン湾

セネガルのダカールに位置するハン湾。工業地帯にあるダカールは、世界最悪の生活環境といわれている土地でもある。そこに流れるハン湾は住民200万人にとって生活に必要な唯一の水源であり、入浴したり物を洗ったり釣りをしたりと、使用される用途は多岐に渡っている。しかしハン湾の水は、世界保健機構が示す基準値の17倍も高いバクテリアを含んでおり、住民たちにおよぶ健康被害は深刻だ。(Pouch)


今回紹介した8つの地域に日本はなかったが、今後チェルノブイリ同様に、原発事故が発生した福島も汚染地域に加えられてしまう可能性が無いとは言えない。福島の原発事故、巨大地震やそれに伴う津波など、近年発生した数多くの災害を改めて見つめ直し、未来の日本の礎とするべきではないだろうか。失われた多くの犠牲を決して無駄にしてはならない。


参考記事: 8 of the World’s Most Polluted Places & 世界を代表する8つの汚染地域…日本は?


  

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2012'03'08(Thu)20:26 [ 人口・環境問題 ] CM0. TB0 . TOP ▲
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