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2050年に石油使用ゼロを目指すストックホルム
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ストックホルムの環境への挑戦は日本にとっても学ぶことは多いはずだ。

北欧で最大の人口を誇るスウェーデンの首都 “ストックホルム”(Stockholm)。水の上に浮いているような都市の景観から「水の都」と呼ばれるストックホルムは、2050年までにゼロ・エミッション都市となることを目標に掲げている。“ゼロ・エミッション”(zero emission)とは、人間の経済活動による自然界への排出をゼロにする仕組みを構築することを基本とした考え方で、人類が文明を持つ前の地球はゼロ・エミッション状態であったと言うことができる。

スウェーデンは、面積ではヨーロッパで3番目に大きな国だが、人口はわずか900万人ほど。中部と北部は実質的に未開の地で森と湖に覆われ、多くの人々は南部に住んでいる。国土の60%を森林が占めている自然環境豊富なスウェーデンが、今後わずか40年の間で化石燃料を廃止し、すべてをリサイクルし、グリーンエネルギーで機能する都市となることは可能なのだろうか。ストックホルムのゼロ・エミッション計画にスポットを当てた記事に注目したい。


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以下、WIREDから抜粋

今世紀中ごろまでに、スウェーデンの首都は環境負荷ゼロにならなければならない。化石燃料はもう使わず、すべてはリサイクルされ、グリーンエネルギーで機能しなければならない。CO2の排出は、1990年に記録された住民1人あたり1年に5.4トンから、2005年の4トンまで減った。15年には3トンまで低下する予定だ。暖房システム(冬にマイナス12度に達することもある都市にとっては重要)は、大部分が地域熱供給に基づいている。断熱した管を通して、熱湯と湯気を利用して熱を分配するシステムだ。このシステムは大部分がバイオマスと熱リサイクルによってまかなわれている。当然のことながら、地域熱供給には、淡水と海水があると有利だ。ゴミに関しては、90%以上がリサイクルされていて、エネルギーやリサイクル素材を産み出している。10年からは、廃棄された食品はすべてバイオガスの生産に充てられている。

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エコタウンとして設計された、ハンマルビー・ショースタッド地区(Hammarby Sjöstad)。

新しい地区
建築的な観点からもサステナビリティの観点からも非常に興味深いハンマルビー・ショースタッド地区は、元は工業地区だったが、最初は2004年のオリンピックを招致する構想だった。この地区は、普通の都市地区で必要とされるエネルギー消費の50%を節約する目標をもって設計された。完成すれば、集合住宅は12,000戸に上り、約36,000人の住民を受け入れることができる。家庭から排出される汚水は、地下の井戸に集められて、バイオガスを生産する。これもまた地下だが、管が通っていて、ゴミ収集ボックスに入れられたゴミは、時速70kmで分別センターへと射出される。分別収集を動的で効果的にするためである。この処理方法は、スウェーデン企業のEnvacによって考案され、ミラノのヴァレジーネ-ポルタ・ヌォーヴァ地区に採用される予定だ。水はハンマルビー・ショースタッド地区にとって重要な要素だ。運河と湖の水は、近くの水力発電所で利用され、下水と一緒にエネルギーをつくり出す。交通もまた、内部の水上バス(無料)と、しっかりとした自転車レーンのシステムと、水素自動車のスタンドによって助けられている。

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ストックホルムの理想的な移動手段は自転車。冬場も夏場と同様に多くの住民が自転車を使用している。

交通
ストックホルムでは、スムーズに落ち着いて移動ができる。自転車レーンは都市道路網をすべてカバーしており、住民の10%が自転車を利用している。信じられないことだが、冬でも同様の数字だとストックホルム市環境健康管理部の部長、グンナー・セーデルホルムは言っている。ここでは最大サイズのメタンガスを燃料とするバスが走っており、ストックホルム公共交通の交通機関の75%は再生可能エネルギーで運転している。とはいえ、夏の理想的な移動手段は自転車だ。特にストックホルムは、道路網と自然がよく一体化している都市で、このため自転車で回ると、非常に興味深い風景に出合うことができる。

宿泊
ストックホルムには、「ゼロ・エミッションで泊まる」2つの方法がある。適切なホテルに泊まるか、テントを張るかだ。スウェーデンでは、ほかの北欧諸国と同じようにすべての人に自然を享受する権利がある。緑があるところならどこでもキャンプをすることが認められているのだ。もちろん住居から離れた場所で、土地を汚してはならないが。(WIRED)


環境が大きく異なるストックホルムのケースをそのまま日本に当てはめることはできないが、日本と、そして世界の先進諸国が今後目指していく環境への道、ゼロ・エミッションの方向性に、彼らの挑戦から学べることは少なくないはずだ。


参考記事: WIRED & Wikipedia


  

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2012'07'25(Wed)19:03 [ 人口・環境問題 ] CM0. TB0 . TOP ▲
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