見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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ベルベル人の集落、オアシスで暮らす人々
モロッコ、ダデス峡谷の朝───まるで高原で朝を迎えたかのような、朝のツンと澄んだ空気で目を覚ました。寝ぼけ眼で顔を洗い、ホテルの食堂へと向かった。

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ダデス峡谷を流れる川。砂漠地帯の貴重な水原だ。

食堂のテーブルに座っていると、僕たちのグループ4人が集まってきた。昨晩、先生とオーストラリア人の女の子は、深夜まで語り明かしたので、どことなく2人共眠そうだ。

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再びカスバ街道を東へと突き進む。

食堂は、昨夜とは打って変わって賑やかだった。ビュッフェスタイルで、自分の皿に好きな物を盛り付けるのだが、パンやチーズ、ハムなど、それほど選べる物は多くない。

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起伏のある大地や、オアシスの緑の中を駆け抜ける。

オーストラリア人の女の子が皿をチーズで山盛りにして、うれしそうに戻って来た。しかし、口に頬張ると、ショックを受けたようだ。山盛りのチーズはバターだったからだ。彼女には申し訳ないが、個人的にはチーズかバターかというより、仮にチーズだったとして、その量を普通に食べられるのかということに驚きを感じた。日本人との食生活の違いというべきか。

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サハラ・ツアーの多くは似たようなルートなのではないだろうか。

食堂には他のツアー客もいるようで、僕が食べ物を皿に盛り付けていると、1人の日本人男性が声をかけてきた。30代くらいだろうか、彼も他のサハラ砂漠ツアーで来ているようだったが、どうもツアーに日本人は彼1人のようで、寂しかったのかもしれない。彼と少し立ち話をしたが、僕たちの食卓は完全に英語なので、もしかしたらちょっと変に映ったかもしれない。

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基本的には平坦な荒れ地が多い。

朝食を済ませて各自部屋へと戻り、出発の準備をする。マラケシュから随分遠くへやって来たつもりだったが、地図で見ると目的地のサハラ砂漠まではまだかなりの距離がある。僕と先生は、軽く朝の散策をした後、ホテル前に駐まっているバンに乗り込んだ。車の中にはドライバーと、昨日はいなかった20〜30代くらいの若いベルベル人の男性ガイドが乗っていた。

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抜けるような蒼い空。街道沿いに建造物はないが、電柱は立っている。

車はダデス渓谷を抜け、開けた大地へと出た。乾燥した大地から、砂漠がそう遠くないことを感じる。赤味を帯びた褐色の大地が延々と続いているが、時折オアシスの緑が姿を現す。カスバ街道をしばらく走ると、車はそんなオアシスの1つで唐突に駐まった。

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緑で囲まれた、ベルベル人たちのオアシス。

車を降りて周囲を見渡すと、乾燥した荒れ地の風景とは一変し、のどかな田園風景が広がっていた。僕たちはベルベル人のガイドの説明を聞きながら、畑の中を奥へ奥へと歩いて行った。畑を耕す人々、荷物を運ぶロバ、オリーブの木。畑の奥にはカスバ(城砦村)が見える。

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農作業に従事するロバ(左)と、実が実ったたくさんのオリーブの木(右)。

田園は想像以上に広範囲で、作物が豊かに実っていた。おそらくはタジン料理に欠かせないジャガイモやニンジンなどの野菜をはじめ、麦や果物をここで収穫しているのだろう。

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広大な田園風景の奥に、ベルベル人たちが暮らすカスバが垣間見える。

畑を横切ると、オリーブの木々の間を進み、小さな川に出た。川の先にはカスバがそびえ立っている。僕たちはベルベル人のガイドの導くまま、彼の後ろに付いて行った。

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ガイドの後を追い、カスバの中へ。建物内部は遠目で見るよりも傷んでいた。

そのままカスバと呼ばれる彼らの集落の中へと足を踏み入れた。建物内部は遠くから見るよりずっと荒れ果てているように見えた。城砦の外壁はところどころ崩れていたし、内部は陽の光が届かず暗かった。あまり陽当たりが良くないのにもかかわらず、子供たちがサッカーをしていた。ついノリで、ちょっとだけボールを蹴ってみたが、よく見るとサッカーボールではなくバレーボールのようで、ボロボロに使い古した土色のボールには空気があまり入っていないのか、ベコベコだった。それでも子供たちはボールを蹴るとうれしそうに蹴り返してきた。




  
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2012'11'07(Wed)19:26 [ サハラ砂漠 ] CM2. TB0 . TOP ▲
COMMENT


こんにちは~

オーストラリアって、
結構乳製品取りますからね。
普通なんだと思います。

だから体格もしっかり(^^)
2012/11/10 12:47  | URL | flowerh #- [edit]


flowerhさん、こんにちは!

なるほど、そうなんでしょうね〜。

チーズが好き、というにはあまりにも山盛りだったので、
ちょっと驚きました。

日本人はチーズが苦手な人が多いですよね。

僕もチーズの種類を選ぶ感じです。
大量には食べられないし。
2012/11/10 18:32  | URL | Garyo #- [edit]
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