見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
04≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303105/ ≫06
ナイジェリア、巨大スラムを救う水上住居
Nigeria32713-1.jpg
水上住居のプロジェクトが、貧困にあえぐスラムで暮らす人々を救う!?

ナイジェリア南西端に位置する同国最大の都市ラゴス。ナイジェリアは石油算出国で、世界で最も拡大の勢いがある都市のひとつなのですが、その反面、人々は著しい貧富の差に苦しんでいます。市域人口1000万人を越える、アフリカ最多の人口を誇るメガシティ・ラゴスには “マココ”(Makoko)という、10万人以上もの人々が暮らす水上の巨大スラムがあるんです。


続きはこちらから
  ↓↓↓




マココ” はラゴスにある広大な干潟の上に形作られた共同体で、もともとは地元の漁師たちが集まる小さな村でしたが、街の発展とともに貧しい人々の集まるスラム街に。10万人以上の人々が水上の粗末な小屋で暮らしているそうです。混乱した国の巨大都市にあるスラム街では、もちろん公共設備など皆無に等しい状況。衛生面や治安面、蔓延する病気など様々な問題を抱えているそうです。そこで政府は昨年、これを一掃するアンチ・スラム・キャンペーンを始めました。ところが、表向きは「発展を続けるラゴスの新たな用地として埋め立てるため」とされていますが、そのあまりに一方的なやり方が世界で問題視されています。72時間前に突然立ち退きを命じ、チェーンソーを持った役人たちが容赦なく小屋を破壊して廻っているそうです。

この問題に心を痛めたオランダで活躍するナイジェリア出身の建築家 “Kunlé Adeyemi” さんと彼の会社 “NLÉ” は、水に浮かぶ住居の新たな可能性を模索すべく “マココ水上スクール”(Makoko Floating School)というプロジェクトを発足しました。(一部Pouchより抜粋)

Nigeria32713-2.jpg
水上のため、フレキシブルなコミュニティ形成が可能。

Nigeria32713-3.jpg
1階は緑のある運動場、2階は普通の教室、そして3階は開放感あるオープンエアな教室。

Nigeria32713-4.jpg
屋根のソーラーパネルが電力を供給し、日本企業の耐震構造を取り入れている。

水に浮かぶ校舎、マココ水上スクールの材料は、256個のプラスチック製ドラム缶と地元の木材。1階は緑のある運動場、2階は普通の教室、そして3階は開放感あるオープンエアな教室という3階建て。シンプルな外観ながら、屋根のソーラーパネルが電力を供給し、雨水を貯める機能も備えた近代設計で、コストも地上で建てるより安く済むといいます。そして水に浮いているため、フレキシブルなコミュニティ形成が可能。この地方に多い洪水にも対応できるよう “日本AIR断震システム株式会社” という日本の企業の特殊技術による耐震構造を取り入れているそう。

Nigeria32713-6.jpg
建設中のマココ水上スクール。

Nigeria32713-7.jpg
ドラム缶の上で遊ぶ子供たち。

Nigeria32713-5.jpg
完成したマココ水上スクール。

この水上スクールプロジェクトが、水上住居へと波及していくには政府の協力が不可欠で、まだまだ課題は多そうですが、 ソーラーシステムなど近代的なエコシステムを取り入れた水上住宅の在り方は、大きな可能性を秘めていると言えます。今後の進展に期待したいですね。


参考記事: 耐震構造には日本のシステムも! 「水に浮かぶ住居」がナイジェリアの巨大スラムを救う!?, Can Floating Architecture Save This Nigerian Community?March 11, 2013 & MAKOKO FLOATING SCHOOL


  

関連記事






exclusive60g.png

2013'03'27(Wed)19:40 [ 人口・環境問題 ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://thegoldexp.blog99.fc2.com/tb.php/884-b9c6ddbf
trackback