見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
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古代ローマ時代の植民都市、イタリカ
紀元前206年にスペインで一番最初に築かれた古代ローマ時代の植民都市 “イタリカ”(Italica)。セビーリャの郊外、北西約9㎞に位置するこの遺跡を訪れてみた。

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プラサ・デ・アルマス・バスターミナル。バスはスペインを移動する基本だ

朝、セビーリャのバスターミナルから、イタリカ行きのバスに乗った。バスは1時間おきに運行し、約20分ほどの距離だから、徒歩では少々厳しいが、そう遠くはない。

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途中の街並み。画一的な色彩の建物が建ち並んでいる。(左)イタリカのバス停。(右)

窓から見える途中の街の風景は、景観を維持するため、似たような家屋が並んでいるというのはあるが、ゴミひとつ落ちていない相変わらずの清潔さがすごいなと思った。

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遺跡の手前には、レストランなどがある。

さて、イタリカ前のバス停に到着し、付近の街を眺めながら敷地内へ。イタリカの名前の由来は、最初に定住した人々の出身地からなのだそう。イタリアっぽい名前だけど。

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早速敷地内へ。まあ公園のようなものなのかも。

以前ナポリ郊外のポンペイを訪れたことがあるけど、残念ながら、イタリカはあそこまで大規模な遺跡ではないし、建物は崩れ落ち、保存状態もそう良くはない。

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ほとんどの建物が土台しか残っていない。

遺跡好きからすれば、イタリカはがっかりする部類に入るのかもしれない。だが、しかし!イタリカにはイタリカなりの魅力があるのだ。そのへんを紹介していきたい。

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全盛期には、数万人の人が住んでいたらしい。

この街は、後にローマ皇帝となったトラヤヌス帝やアドリアヌス帝の出身地で、彼らのおかげで急激に栄えたともいわれている。だがまあ、そんなことはどうでもよくって・・・。

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街の周囲は3150mなのだそうだ。意外と広い。

イタリカの魅力、それはズバリ広大な開けた敷地から見るのどかなセビーリャ郊外の風景。これにつきる。のんびり公園を散策する感覚で、敷地内を歩くと実に気持ちがいい。

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開けた高台にある敷地から見える風景こそが、イタリカ最大の魅力ではないだろうか。

だから、あんまり遺跡について書くことはないのだった。でもね、セビーリャの郊外なんて、なにか特別な理由がないと、なかなか訪れることがないでしょ?

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中には、こんなタイル張りの場所も残っている。

セビーリャとは異なる、のどかな風景が楽しめるので、結構オススメ。大きな街が近隣にないから、敷地内を歩くと、土や空気から、太古の人々の生活風景がイメージできるんです。

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敷地内には草花も。

イタリカを訪れる観光客はそれほど多くない。だからあまり他の観光客を気にせず風景を撮影することができた。とにかく蒼い空と、澄んだ空気と、静かな時間が流れていた。

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遺跡の周囲は、街と野原。アンダリシアの温暖な気候と相まって、本当に素敵だった。

でまあ、意外と写真を撮っていたので、次回は円形闘技場などを紹介したいと思う。ほとんど崩れ落ちたこの遺跡にも、比較的立派な円形闘技場があるんですよ〜。




  
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2013'10'07(Mon)19:07 [ セビーリャ ] CM0. TB0 . TOP ▲
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