見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
04≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303105/ ≫06
古代ローマの都市、イタリカの円形闘技場
スペイン・セビーリャ郊外にある、古代ローマ時代の植民都市 “イタリカ”(Italica)。その広大な敷地に残されているのは朽ち果てた住居の跡だけではない。

Italica100713-13.jpg
イタリカの中央を貫く、目抜き通り。

イタリカ最大の見所は、収容人数は25,000人とも言われる大規模な円形闘技場だ。都市の住居部分はその多くが崩れ落ちてしまっているが、円形闘技場はかつての面影を残している。

Italica100713-14.jpg
遺跡のある場所は高台になっている。

円形闘技場は、街の跡から少し離れた場所にある。規模的にはローマ帝国最大のもののひとつだという。アンダルシアの心地よい風を感じながら、のんびりと歩く。

Italica100713-15.jpg
闘技場に向かう道の途中にある池。

途中、池のようなものがあった。水は濁っていて、あまり綺麗ではなかった。これも遺跡の一部なのだろうか。数羽の水鳥がバサバサと飛び立つ姿が印象的だった。

Italica100713-16.jpg
闘技場の外側は経年変化で黒ずんでいる。

円形闘技場が見えてきた。一部崩れ落ちているところもあるが、これが円形闘技場であることは一目瞭然だ。長い歳月を経て、外側は溶岩のように黒ずんでいた。

Italica100713-17.jpg
天井が崩れ、闘技場の地下通路が剥き出しになっている。

闘技場の中に降り立ってみた。地面のくぼみの通路は、かつて闘技場の地下に張り巡らされていた通路だ。かつてこの場所で剣闘士たちが闘い、数万人の観客たちを熱狂させていたのだ。

Italica100713-18.jpg
闘技場内部の通路の床や壁面は、驚くほど白い。

剣闘士となる者の大半は戦争捕虜や奴隷市場で買い集められた者たちで、反抗的なために主人に売り飛ばされた奴隷が多く、また、犯罪者も剣闘士として闘技場に送られたのだそうだ。

Italica100713-19.jpg
闘技場の原型はしっかり残っている。

剣闘士は勝ち続ければ富と名声を得ることもできたが、一方でローマ人たちからは「堕落した者」「野蛮人」「恥ずべき者」と見なされており、その社会的地位は低く売春婦と同類と見なされ、奴隷の中でも最下等の者たちとされ蔑まれたのだという。(Wikipedia)

Italica100713-20.jpg
イタリカの入り口近くのカフェ。

とまぁそんなわけで、遺跡をぐるりと歩いて再び “Santiponce”(サンティポンセ)の街へ。遺跡のエントランス近くにはカフェがあって、のどかな田舎町の雰囲気が漂っている。

Italica100713-21.jpg
セビーリャ行きのバスの中から。

バス乗り場でバスを待つことしばし。バスでセビーリャへ。イタリカの魅力、それはアンダルシアの蒼い空と心地よい風を感じながらの散策なのではないだろうか。遥か太古から変わっていないかのように感じさせるのどかな田舎町の空気こそ、最大の魅力なのかもしれない。




  
関連記事









exclusive60g.png

2013'11'05(Tue)21:31 [ セビーリャ ] CM0. TB1 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://thegoldexp.blog99.fc2.com/tb.php/963-aa74492d
trackback
 クオ・ワディス(下) 3/6~大火のスケープゴート 
> 猛獣、犬に食われるクリスト教徒 さてプラエフェクトゥスは合図をした。するとさっき格闘士を死の場に呼び出したカロンのなりをしている同じ老人がゆっくりとした足取りでアレナを横切り、重苦しい沈黙の中で又三度槌で扉を叩いた。円形競技場全体に呟きが起こった。「クリスト教徒だ。クリスト教徒だ。」鉄の格子が上がって、真っ暗な入り口からマスティゴフォルスの例の「砂場へ」という叫びが聞こえ、一瞬間にアレナ...  

2015/05/01 21:10  投資一族のブログ