見上げれば、そのすべては自由なのだから  GOLD EXPERIENCE: 世界を旅する黄金体験
09≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303110/ ≫11
古代人たちが巨石を運んだ方法
AncientPeople111813-5.jpg
映画「紀元前1万年」のワンシーン。映画ではあるが、巨石を運ぶ人々の姿が垣間見える。

ピラミッド、アンコールワット、ストーンヘンジ、モアイ像───世界中の数多くの遺跡には、巨大な石材が使用されている。現代のトラックやフォークリフトのような運搬機材が存在しない時代において、古代人はどのような方法で巨大な石材を運んだのだろうか。イースター島のポリネシア文化を研究する考古学者テリー・ハント氏は、「つい忘れがちだが、古代の人々も私たちに劣らない知性を備えていた」と語っている。科学の存在しない世界において、彼らの独創的な知恵で、今なお残されている巨大な遺跡の建造を行ったというのだ。そんな古代人たちの巨石の運搬方法を、知名度の高いいくつかの遺跡をクローズアップして紹介します。


続きはこちらから
  ↓↓↓




AncientPeople111813-1.jpg
イースター島のモアイ像

火山岩から切り出されたモアイ像の重量は、4.5トンから73トンに及ぶ。石切り場から10~12キロメートル先の海に面した高台に設置されており、運搬方法を巡って議論が続いている。 例えば、ひたすら引きずったという説から、丸太を並べたコロの上を “そり” に載せて転がしたという説まで枚挙に暇がない。

1986年には、ノルウェーの探検家トール・ヘイエルダール氏とチェコの技術者パベル・パベル氏が、立った状態での運搬説を提唱。2011年に前出のハント氏とカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の考古学者、カール・リポ氏が “歩かせる” 方法を考案する。 ハント氏とリポ氏は完成途上のモアイを観察、太った腹部のおかげで前に傾けやすく、アルファベットのDのような形をした底部を中心に左右に揺らせて動かす方法を考え出した。2011年、ナショナル ジオグラフィック協会が出資した実験で両氏は、高さ3メートル、重さ5トンのモアイのレプリカにロープをかけ、18人で左右に揺らしながら歩くように前進させる試みに成功した。 移動距離は40分間で100メートル。この方法ならば、数週間で島を横断できただろうとリポ氏は推測している。

AncientPeople111813-3.jpg
カンボジアのアンコール遺跡群

カンボジアのアンコール遺跡は、9~15世紀に栄えたクメール王朝の首都だった。中でもアンコールワットの寺院には圧倒される。 アンコールは、河川による堆積作用で形成された沖積平野に広がっている。古代都市の専門家クリストフ・ポティエ氏によれば9世紀頃、周辺地域の粘土から作ったレンガを寺院造営に利用したという。

10世紀になると、石材が使用されるようになる。しかし、砂岩台地の石切り場は、50~70キロメートルも離れていた。 ポティエ氏によると、寺院に使われた石材の90~95%は、200~300キログラムの重量だという。初期の研究者らは、道路を利用してアンコールまで運搬したと考えていた。 しかし30~40年前、アンコールと石切り場を結ぶ運河が発見され、新たな説が浮上したと同氏は語る。雨季の間、いかだに載せてアンコールまで運んだ可能性が高いという。目的地に到着すれば残りはわずかな距離なので、木製のコロで移動させたと同氏は推測している。

AncientPeople111813-2.jpg
イギリスのストーンヘンジ

イギリスの巨石遺跡ストーンヘンジには、主に2種類の石が利用されている。遺跡の中心部で円を描く火山岩「ブルーストーン」と、外側に並ぶ大きな「サルセン石」である。 「サルセン石は、40~50キロメートル先の比較的近い石切り場から運ばれて来た」とイングランド、ボーンマス大学の考古学者ティモシー・ダービル氏は説明する。 石を “そり” に載せ、コロやレールの上を滑らせた可能性が高い。「いくつもの実験から可能だと証明されている」とダービル氏。 大型のサルセン石の重量は約36トンもあり、150人がかりで引く必要があったと推測されるという。

一方、ブルーストーンの産地は、250キロメートルも離れたウェールズにある。目的地のソールズベリー平原まではるかに遠く、別のルートを使う必要があったとダービル氏は指摘する。「ルートは複数存在するが、いずれも大きな川を渡るか、海岸付近の海上を通る必要がある」。最大のブルーストーン(3.6トン)でも、いかだで運べることが実験で証明されているという。

AncientPeople111813-4.jpg
エジプトのピラミッド

ピラミッドに積み上げられた石灰岩や砂岩は最大で数百トンもあり、石切り場からの輸送には困難が予想される。 スイスで活動する地理考古学者で、古代エジプトの石切り場に詳しいパー・ストレミル氏は、「可能な限りナイル川を利用していた」と語る。 「古代エジプトの石切り場は大半がナイル川沿いにあり、輸送距離は比較的短かい」。 ただし、造営現場から数十~数百キロメートル先で、しかもナイル川から遠い石切り場からは、“そり” やコロを活用して川まで運んだ可能性が高いという。「古代の運搬方法の解明は非常に困難だ」と同氏は語る。特に陸上で有効な木製のコロは、長距離にはまったく役立たない。 「ある種の“線路”を作ったのではないか。石材を載せた “そり” を引けるように、木材のレールを敷いた可能性も十分にある」。 (National Geographic News)


古代の人々は、その地域独自の地形を利用し、特に運搬には川を有効利用していたようですね。また、陸地の運搬では、ソリや木製のコロを活用していたようですね。


参考記事: National Geographic News から抜粋


  

関連記事






exclusive60g.png

2013'11'18(Mon)19:11 [ World 'Unique' News ] CM2. TB0 . TOP ▲
COMMENT


旅行先で、一度石の積み方を聞きました。

また聴けるなんて~
【楽しみです】
頑張って書いてください。
2013/11/20 07:57  | URL | 和 #mtYTAWfU [edit]


和さん、こんにちは!

ありがとうございます。

和さんもいろいろな所に行っていて、旅好きなんですね〜!

これからも様々な角度から、世界の出来事をピックアップ
していきたいと思っています。
2013/11/20 17:55  | URL | Garyo #- [edit]
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://thegoldexp.blog99.fc2.com/tb.php/968-a4937ff5
trackback